2010年03月01日

FINISH!!!!!STARTER 1/43 TAKEFUJI PORSCHE 962C LE MANS 1989

去年の夏、リジェJS37を完成させてから製作を始めて約半年。

ようやく完成しました☆

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このマシンにも乗ったアレジ、偶然なんですが今年またルマンにチャレンジすることになりました。

フェラーリの実質的なワークスチーム、AFコルセからのエントリー。なんかサラッとしか読んでませんけど「ボクは他のドライバーと車を共有するのは初めて〜」みたいなことを言ってるようですが・・・彼の中ではこの1989年のルマンチャレンジはあまり記憶にないんでしょうか(^^;

さて、まずは全体像から。

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前回の更新時の記述と多少重複しますが、今回はパーツを置き換えてみたり、穴を開けてみたり、元キットのダメな部分をほとんどすべて自分の手で加工してみたんです。

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ボディフォルム自体はいじってないものの、ボディ右側面が膨らんでいて変だったので、モールドごと削り落したところが苦労の始まり。でも、今でも加工しておいて良かったと思ってます。なんだか、あれで火がついたというか、素組みではなく自分の手をこんなに加えて作ったキットって初めてな気がするので。

キットのいたるところに落とし穴があったおかげで自分が頑張った、頑張れたような気がします。

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リアのアップ。

ここはテールライトをアクリル棒で置き換えてみました。こうやって拡大するとライト側面も塗装すべきだったなと反省しますね(^^;
でも、原寸だとあまり気になりません。この写真ですら数倍に拡大されちゃってますからね。。。

その隣のテールランプ(?)はBBRのF1用テールライトのジャンクパーツを貼り付けてます。

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サイドのエキパイは元々はモールドだけで表現されていたもの。

それをくりぬいてそこに太さの違う2本の真鍮パイプを適当に差し込んで再現。なかなかいい感じ。出来れば実車通りに斜めに生やせばよかったなと思ってちょっと反省。

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サイドポンツーンなどからの排熱アウトレットの底には黒ベタデカールを貼ってそれなりに見えるようにしてみました。ダクトの中までボディカラーだとさすがに変だけど、底面以外も全部黒くしちゃうのはもっと変。だから折衷案ですね。

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給油口はZモデルのF1用のものにコンバート。これ、初めて使ったけどかなりいい感じ。

この加工、自分で94年以降のF1作る時のルーティーンワークになりそうな予感。どんどんお金がかかるようになってしまう、自分の基本工作…(^^;

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窓関係は…黄ばんだバキュームにデカールを貼り、窓の形に切りだすのはかなり大変でした。

以前書いた通り、今回はデカールがボロボロ過ぎたためにリキッドデカールフィルムをこれでもかって言うほどに塗りこんだんです。そしたらフィルムの層が厚くなったからか、デカールを水にくぐらすと全部丸まっちゃって貼るのがとても大変な代物になってしまったんです。

だから、そんな丸まっちゃうデカールをバキュームパーツをボディに付けてから貼る自信なんてもちろん皆無で…だから、仕方なく切り出す前の状態のバキュームを塗装し、そこにデカールを貼り、念のためクリアコート。こんなこと、ホントはやりたくなかったけど今回はやむを得なかったと今でも思う。

でも、その割にうまく行ったかなと。大きくデカールが書けてしまうことも無かったし。ま、とは言っても他の人には勧められない方法です。ホントあくまで応急的な方法だと思います。

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エンジンカウルの上にある「TAKEFUJI RACING TEAM」の後ろにあるシルバーのフタ。

これ、何のフタなんだろう?この車のこの部分の資料が無くてここは空想モデリングだけどそれっぽく仕上げてみました。ここもキットではモールドが掘ってあるだけだったけど、穴を開けて真鍮パイプを通して、先っちょを瞬着を詰めて丸くしてフタっぽくしています。

ちなみにこのフタ、Sparkでは黒で再現されてます。でも、Sparkの考証が正解だとは限らないし(※実際、いろいろ資料を照らし合わせてみると全然違う部分とか結構あるんです)、この部分に限らず他のチームの962も参考にして製作してみました。

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タイヤとホイールもちょっと問題があった部分。

製作における問題点は以前書いたとおりだけど、それ以前に「この色でいいのか?」という根本的な問題。このキットのインストではリアホイールは真っ黒になってるし、自分が信じてる1枚の写真はリムがシルバーではなくホワイトだし…要するにテストセッションやら予選やら決勝中など、いろんなバージョンがあったということなんだと思います。

そう言える部分がヘッドライトの下のDUNLOPのロゴもそう。このデカール、貼ってないしようも存在したようだし、それこそSparkではロゴの色が白いし。このキットは黒いロゴだけど、これはまぁ、キットを信用する…というかそうせざるを得ないのでこのまま仕上げてみました。

タイヤデカールは同じく定着が悪かったのでマークソフターなんかじゃなかなか定着しなかったので、マークソフターでできるだけ密着させた後、サッとシンナーを塗ってデカールをわざと溶かして圧着させています。危険な技だけどタイヤデカールがシルバリング起こしたりしてるよりいいかな…と言うところです。

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ネックだったヘッドライト。これはキットに入ってたレジンの塊のパーツで組んでみたら案外、悪くないじゃんと言うのが正直な感想。

あんな黄ばんだ透明レジンの塊が丁寧に磨きだしてやること、あるいは丁寧に塗ってやることでここまできれいになるとは自分でもびっくり。

ライトレンズの部分はフィニッシャーズのクロームシルバーでもちろん裏側から塗っています。TRONのライトレンズのパーツも試しに入れてみたけど、それよりもこっちの方が「っぽく」仕上がったのでこうしました。

自分の中にここはヒートプレス or バキュームしなくちゃという頭があったので、このパーツをそのまま使うというのは選択肢に入ってなかったんですよね。でも、作ってみたら案外いい感じだったので「なーんだ」という気分。「これでもいいのか」…と納得させられた気がしました。

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あー、とにかく今は半年ぶりに完成させることができたのが嬉しいです!前作のリジェといい、この武富士ポルシェといい、根本的なところにエラーを抱えたキットだったからいろいろストレスを抱えながら、しかも製作期間がかなり長期にわたるものが続いてしまってなかなか大変でした。

このキットもポルシェ祭りの話を聞いて「サクッと作ろう」というのがコンセプトだったはずなんですが全然違う結果に。でも、今、自分はかなり満足しています。

話はちょっとそれますけどSparkも以前と比べるとミニカーとしての出来はいいですけど、実は全然ボディのラインなんかが違うんですね。自分はこのスターターのキットの方が962らしいラインが出ていると思うんですけど、今度2台を並べて比較してみるのも面白いかもしれません。

さ、次は何を作ろうかなぁ〜。

・・・こんな今が一番幸せ☆

2010年02月22日

Go! Straight!

今日は2並びの日ですね。

2月22日22時22分22秒222…みたいなゾロ目があるのは今日含めて年間3日だけ。1月11日、11月11日と、今日2月22日。しかも西暦でなく年号で言うと平成22年のおまけつき。平成22年2月22日22時22分222・・・

郵便局で風景印貰うとか、とりあえず切符を買ってみるとか何か変わったことをすれば良かったなとちょっと後悔。

・・・だから、そんなちょっと特別な日に何か書いておきたかったがためだけにちょこっとだけ更新します(^o^)


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前回ちょこっと書いたサイドポンツーンのラジエター。

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シルバーに塗って仮組みしてみました。シルバーはいつもお馴染みのドライバーたちにサインをもらう時に使うアレです。この方がツヤや粒子の細かさが塗装するよりラジエターみたいなアルミの表現には適してると思います。

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その上に整流板が入ると…こうなってあんまり中が見えなくなるんですね。

でも、こうして覗いた時にチラッと見えるラジエターにそそられるんです。全く見えないなら手を抜くけど、ちょこっと見える部分をある程度作りこむと模型って映えますね。

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窓は…実は結構失敗してます。
というか両サイドはともかく、フロントはあまりにボディの曲面に合わなくて大苦戦…。

両サイドもちょっと切りすぎた部分があって御覧のように少し隙間が出来ちゃいました。でも、デカール貼ってクリアコートした後、そのまま貼った割には成功です。やっぱり作業中に多少デカールが剥がれ掛けてきた部分があったので、そういう部分はシンナーでサラサラに溶いたアクリルクリアーをサッと塗ってデカールを溶かしながらバキュームパーツにくっつけています。

と言うことで、バキュームパーツにデカールを貼ってから製作するというのは一般的にはお勧めできる方法じゃないと思います。ただ、このキットみたいにデカールがボロボロで貼れないetcの理由があれば…最終手段としていかがでしょうか。最終手段としてなら自分はやってみてアリだと思いました。

給油口はZモデルのF1用のものをそのまま使用してます。

いろんな画像を見てセンターだけ適当に塗装してみました。固定に関しては塗膜が仮組み時に比べて厚くなってくれてたから、ただ突っ込んだらきれいにハマってくれました。接着すらしてません…両側とも接着する必要がないくらいきれいにハマってくれちゃったのでこれはこれでいいでしょう。

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かなり懸念していたヘッドライト。

あれだけ黄変していた透明レジンのパーツも表面を丹念に磨いて、丁寧に塗装してやったらここまできれいなパーツになりました。ライトのレンズ(球)にはTRONのパーツを使うつもりだったんですけど、いざ入れてみても透明度の悪いパーツであるが故にレンズのパーツが見えない。だったら…と言うことで先に周りのマットブラックを塗ってからレンズ用に凹んだ部分にキラキラが結構強いフィニッシャーズのクロームシルバーを筆塗り。

結構いい感じじゃないですか!?自分でも期待以上。これはなんだかイケる気がしてきました!

・・・と言う訳で、もうそろそろ…時間の問題で完成すると思います。

お楽しみに♪

2010年02月20日

ZOMBOID...

今日はもう追い込みなので前振りネタは無し(^^)

・・・やっとここまで来ました。

先日、「デカールがボロボロでタッチアップしまくり…みたいな写真」
・・・を載っけたんですが、研ぎ出しが終了した時点まででこんなにきれいになっています。

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なんか自分でもこんなにうまくタッチアップできたのは初めて。

ここまでかなり丹念に仕上げてきたにもかかわらず、デカールを貼った後はデカール自体の劣化による汚さにかなりショボーンとしていたんですが、タッチアップした後丹念に表面処理してクリアコートしてみたらこのくらいまで修正できた。そうしたらそこから一気にモチベーションがUP!

製作意欲が戻ってきた結果、毎日、チョコっとずつでもいじるようになりました。その結果、製作自体は進む、進む!今までが嘘のようなスピードで(笑) こういうのが所謂「流れ」なんでしょうね。模型製作に関しては今、いい流れにあると思います。


と言う訳でボディは一段落したので内装関係のパーツをササッとこしらえました。

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ステアリングはキットにはNASCARかよ!?という不思議なサイズのものが付属してるので、BBRのジャンクパーツに変更。

この時代のCカーに欠かせない消火器はキットでは再現されてない(※代わりにドライバーズシートの脇に助手席がモールドされてる)ので、テキトーに自作。今回はタミヤのプラモのランナーを5mmほど切り取りそれを丸め、レバーを真鍮線で作ってそれらしく仕上げてみました。

言われなきゃ自作パーツだってバレないでしょ?

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ダッシュボードは形を作ったところまでは以前報告したとおり。

塗装は厳密な色味がわからなかったけど、マットブラックと言うよりはちょっとグレーが入っていそうに見えたからセミグロスブラックにホワイトを適当に調合して吹いてみました。結局、「カーボンブラックマットみたいな色」になっちゃったわけですが、アレとは多少色味が違います。

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これはそのシートの左側、消火器との境になる衝立。これも正確な形がわからないからそれらしくプラ板から切り出して、穴開けて製作。

ちなみにSparkのミニカーにはこのパーツが付いてるものの、穴は開いてません。いろいろ資料を集めてみたものの、Sparkのもそれなりに適当なところがあって(やっぱり限界はあるんでしょう)、考証100%と言うわけでもなさそうだから、ここは自分なりのアレンジを加えてみました。

…どーせあんまり見えないしねw

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で、これらの自作パーツを入れる核になるコクピット。助手席を削った分、ここにも適当にそれらしくフレームらしきものを追加工作し塗装してみました。

シートベルトはモールド通りにきれいに塗って終了。補機類はマットブラックに塗って色調を多少変えた…けど、どうせあんまり見えないね(^^;

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というわけで仕上がったコクピット。

なんか自分にしちゃ珍しいほど自作パーツやアレンジポイントが多いけど、それらしくまとまってくれたから満足。でも、劣化からか窓用のバキュームの透明度がかなり悪いこともあってやっぱり全然見えない。

まぁ、ここはしょうがないね。自己満足です、はい。

コクピットはこれで終了。

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テールライトのレンズ。東急ハンズで売ってた透明アクリル棒(本当はLED工作用のパーツらしい)を使って作ってみたもの。

一応、テールライトの部分をクリアーレッド、ウィンカー部分をクリアーオレンジで塗ってみたけど、これをそのまま赤いボディに貼ってしまうとあまりに透明感が感じられなくなってしまうので久々登場のメタルックを裏面に貼って、それからボディに接着しようと思っています。そうするとボディの赤を遮断してくれる上、行きすぎない程度のキラキラ感が得られるからいいかなぁと思ってます。

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これ、なんだかわかります?

リアのジャッキなんです…。元々はボディにモールドされてたけど、できるだけボディとは一体感を出したくないパーツだから、そのモールドは削り取って穴を開け、そこに差し込むようにしてみました。

コイツ自体は真鍮パイプの中に、より細い真鍮パイプを通しただけ。ただ、2本のφがあまり違いすぎても、また近すぎてもリアルじゃないのでいろんなパターンを組み合わせてみて適当な太さを決めてみました。

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自分でも結構どうしようか悩んでたボディサイドのエアインテーク内にちらっと顔を出すラジエター。塗装するにも「…」な部分だし〜と思ってる時に・・・

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ROMU東京店で見つけましたよ、ラジエターパーツ。

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と言う訳でここまで来て仮組み。適当な長さに切断して入れてみたらなかなかいい感じ。

ココも奥をブラックアウトしたかったけど、あんまりいい方法を思いつかなかったのでこの写真にちらっと見えるようにマットブラックのカラーデカールを貼って、隙間になりそうな部分だけエナメル塗料でタッチアップしてます。

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ボディ後ろのラジエターからのアウトレットも同様に処理。細切りにしたマットブラックのデカールを中に押し込んで貼ってみました。

これ、写真でここまで拡大してるからちょっと変に見えるけど、1/43のサイズだったらこの程度で十分。少なくとも何もしないよりはずっと立体感が出てgood。

さぁ、もう最終組み立て。この週末で完成させられるかな?もう急ぐ必要はない(あれ?)けれど、出来あがったらポルシェ祭り幹事の新米パパさんにUPしてもらわなくちゃいけないので。

幹事様、もうすぐ仕上がりそうですのでお待ちください(笑)

2010年02月15日

GLORIA

昨日、久しぶりにある勉強会に参加してきました。朝から暗くなるまで丸1日。

疲れたー。実習を交えながらだけど、基本的には座学・・・講義が中心。勉強会に疲れたというより、普段の生活と違うことをしたから疲れたのかな。大学4年まではこんなことを毎日やっていたのかと過去を振り返ってちょっとびっくりしてみたり。

その勉強会の内容とも多少関係があるんだけど・・・先日初めて仕事帰りに新橋にあるROMU東京店に行ってみました。今まで行ってなかったのがもったいないほどいい品揃えのお店でした。店長さんも感じのいい方で安心しました。

そこでたまたま1/43を作る人が減ってきているという話をしたんです。やっぱりね…と思ったんですが、びっくりしたのは、減っている理由。店長さんが考えている大きな理由の一つが今まで作っていた世代(40〜50歳くらいの人?)が老眼が始まりつつある結果、「(ヨンサンは)小さいから見えない!」という理由だそうです。

自分が今作ってるポルシェが89年仕様のモデル。自分が初めて43を作ったのが1993年。自分は年齢の割に早くに43を作り始めましたけど、その"ヨンサン全盛期"にたくさん作ってたモデラーさんたちが眼の問題でキットを作れないなんて本当に残念。ちなみにその店長さん曰く、ボクより若い世代はキットなんて作らず、ミニチャンやスパークばっかりだそうです。

それを聞いて思ったこと。それは・・・自分は作れる限り作ろう!ということ。もしかしたら現状、ヨンサンをレギュラーで作ってる世代の中では一番若い世代なのかも知れないから、せめて自分くらいはできるだけ精力的に活動していけたらいいなと思ったのでした。


ちなみにそのロムで紹介してもらった中国の新興メーカー「ラッキーモデル」のランボルギーニ・レヴェントンのキット&完成品、これ、すごいです!

これ(キット)やこれ(メーカー完成品) (※リンク先はロムのサイトです)

特にコストパフォーマンスがすごい。ドアやエンジンカウル、トランクなど全開閉できて、しかも、自分の目で確かめてきましたがチリもぴったり。パッと見プロポーションモデルかと思うほど。それでキットは6800円、完成品で12800円・・・

ガレージキットというよりはもはや工業製品の域のキットです。タメオもすごく工業製品的になったなと感じていましたけど、そんなの比じゃないくらい精度がよさそうです。何よりこんなご時世、キットをリリースしてくれたことに拍手ですね〜。

こんな話を書いた後になんですが、もう、本当に好きじゃないと作る意味を考えちゃいます・・・。


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さて、前回、中途半端なところまでUPしたバキュームパーツ。
今思うとなんであそこまででBLOGをUPしたんだろう?

・・・まぁ、いいや(苦笑)

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結局、この「ボロボロデカール」を切り抜いた後のバキュームに貼れる気がしなくて切り抜く前に貼ってみました。

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ついでにデカール保護の意味でクリアも吹いています。

この状態だけならなかなかいい感じにも見えるんですけど、この後切り抜いたりボディに貼ったりしなくちゃいけないからまだまだ油断はできません。

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すっかり忘れていたアンダートレイのパーツ。ここにも加工を加えないと台座に固定することができません。

プラやレジンでできたアンダートレイの車の場合、43モデラーの皆さんはどうやって台座に固定してるんでしょう?メタルキットだったらハンダでナットを固定しちゃうんですが…。

自分はいつもスターターやプロバンスの時には瞬着で仮止めしたあとに周りじゅうを瞬着でがっちり固定しています・・・ですが、正直、ハンダほどは強度に期待できないのでちょっと心配なんですよね。エポキシパテでさらに覆ったらもう少し強度的に増しますかねぇ?


ここからタイヤやホイールの話です。

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タイヤは最初の仮組みの時に車高が高いことに気付いた後、フロントは径が大きく感じたから多少削ったんですが、リアはそのままでした。今回、リアもタイヤ表面を整えるために削りましたが、このキット付属のタイヤ、今まで作ったスターターやプロバンスのキットに比べてタイヤのゴムが硬く、しかも成形状態もあまりよくありません。

なのでショルダーも本当は削ってみようと思って見えなくなる側で実験してみたら、削れるというよりはボロボロほぐれてくるような状態になってしまって、加工からは即撤退しました(--;

仮組みの時にも書いたんですが、最初はフジヤのタイヤに変えるつもりだったんです。ですが、ホイールの径がフジヤのタイヤより少し小さくて、はめるとタイヤとホイールの間に隙間ができてしまうために今回は使えませんでした…仕方なくこのタイヤを使うことに。

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ということで、そのホイールです。このキットもスターターやプロバンスでは標準的なものですね。

ここにスポークを入れてそれらしくしろ!ということみたいですが、問題山積みだったので以下のように改造しました。


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フロントスポーク用のパーツです…が、このリムになる部分がホイールの内側の径よりも0.5mmくらい小さいために本来ハメたい位置に固定できません。

そこで、このスポーク、元々ホイールナットを後で刺しこむように穴があいているので、その穴につなげる形で真鍮パイプを接着しています。ちょうどこの写真で爪楊枝を差してある場所ですね。

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そのナットを差し込むとこんな感じです。

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リア用はこんな形状のレジンパーツ…こんなの使いたくなかったんですけど、コイツを使わないとフロント用の分は入っているナットが無いので仕方なく使用。あとでバレると思うんですけど、微妙にスポークの長さが足りない部分がある結構適当なパーツです。

で、このキットにはブレーキローターに相当するパーツが入っていませんでした。初期不良か?とも思ったんですが、某ショップで同キットをチェックしてみたらやっぱり入ってなかったので、こういうキットなんですね、これ。

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仕方ないので、秋のホビーフォーラムat横浜赤レンガ倉庫の時に買っておいたジャンクパーツを削って使用。

拡大して見ちゃうと多少、円が歪なところもありますけど、あんまり目立たないのでこのまま行きます。カラーはセミグロスブラックにフィニッシャーズのチタニウムをテキトーに調合して使ってみたら超それらしい色になったのでそのままブラシで吹いてみました。この色、今後も使えそうだから大量生産して取っておけばよかったな(^^;

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それらを組み上げるとこんな感じ。上にも書いたようにフロントはホイール径が大きすぎるのか、はたまたスポークのエッチングが小さすぎるのか、何にしてもそのままだと固定できないので真鍮パイプで立たせるように固定しています。そんなに力の掛る部分ではないのでこれでOKでしょう。

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リアは・・・ちょっと大柄な感じですが、ブレーキ関係のパーツを入れてあげたおかげで雰囲気は悪くないです。やっぱり何本かのスポークが長さ足りないですね…。


ホイールにタイヤを付けて車体に組み込んでみるとこんな感じ。

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ウチ、埃っぽいんですよね(苦笑)

まぁ、それはともかく悪くない感じだと思います。タイヤに歪な部分があるのが残念ですが、もうしょうがないのでこのまま製作は続きます・・・

2010年02月10日

Merciless Cult

前回書きたかったのにすっかり書くのを忘れた朝青龍引退についてのネタ…

ボク、こう見えて実は相撲が大好きで去年も両国に観に行ったほどなんです(しかも2回!)。元々は琴錦が大好きで当時も両国国技館に観に連れて行ってもらったなぁ。

最近では幕内力士の「北勝力」がご贔屓力士♪

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エルさんと同じ栃木出身の力士です。去年両国に行ったのも個人的には北勝力を観に行ってきたようなもの。そのくらい好き。

なんて言うか、個性のある力士が好きなんですね。この人、徹底的な押し相撲の力士。だから年末のように流れに乗って連勝する時には連勝しまくるけど、初場所のようにトホホな結果になることもあるんだよな(途中11連敗を含む3勝12敗)。

でもね、それが魅力(笑)

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大好きなんだ、北勝力。これからも応援し続けるよ!!


・・・って書きたかったのはそれだけじゃなくて、朝青龍について。

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自分の中ではかなり好きな横綱…という以前に好きな力士だった。ハワイ系の外国人横綱たちはアメ車みたいにデカい体を生かして力強い相撲取ってたけど、朝青龍なんて体は特別大きくないしむしろ小さいくらいに見える。

なのに強いんだよ。しぶとく強い。取り組みの最中、当たり前だけど諦めないんだろうな。

こんな形で引退に追い込まれたのは個人的に本当に残念。去年、観たあの姿が最後の姿になってしまうなんて思いもしなかった。

まぁね、これだけ叩かれるんだからオープンになってない部分でも叩かれるなりの理由があったんだと思う。それは納得できる部分も無いわけじゃないけど、とにかく残念。

それと並行して心ない意見が横審の中からも出てることにも本当に腹立たしかった。横審の元メンバーの某作家なんて自分たちだって相撲界の印象を悪くしている事に気づくべきだったと思う。とにかくこういう魅力的な力士を葬り去ってしまった責任は相撲協会なり横審にだってあると思う。

ひとりの相撲ファンとしてクリーンな相撲界になって行って欲しいと切に祈るのでした。


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さて、一時期の停滞っぷりが嘘のように着々と進むようになった962C。

今回は小物パーツ編です(前回の予告と違うけどまぁいいかw)

バキュームパーツもかなり黄ばんでるけど、これを作り直すテクなんて自分にはないのでこのまま使用の方向。

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まだボディに合わせてないから何とも言えないけど(切り取ってないので当然)、今まで作ってきた物でバキュームの恰好が全く違ったというキットに遭遇したことがないから、今回は「形状自体は合っているはず!」と信じて切り抜く前にこのまま加工できるところはしてみようかと思ってやってみています。

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このキットでは無視されてるし、「宿敵」Sparkでもデカールで再現されてるだけ…だから、あえて実際に穴をあける。今までやったことのない作業(というかココに穴があるキットを作ったことがなかった)だから余白部分で慎重に練習してだいたいOKかなと思ったところで、丹念にボールペンで下書きして穴あけ。バイスはφ0.4mmのものを使い、そこからもっとも細い丸棒やすりで穴を広げつつバリを取・・・ってみたら結構それなりに仕上がったじゃん!いい感じ(^^)

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で、気を良くした自分は引き続き、デカールで再現されてる部分をマスキングした上塗装。自分でもバキュームパーツを切り抜く前に塗装したことってないから切り抜いてる途中で塗装がハゲちゃったら…とか心配なことはたくさんあるけど、とりあえずやってみた。でも、塗装前に丹念に中性洗剤での水洗いは行いました(ビビッてるからね)

この部分に関しては今後、うまく行くことを祈ってまする。。。

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リアウィングもボディと同じ問題点盛りだくさん。デカールがアレだのは前回書いた通りなので、ここも全く同じ工程をやった感じ。

思うに、リキッドデカールフィルムを使ってバラバラにならないように貼って、でも研ぎ出しの時に全部ではないけれどこのフィルムの層を自分は削ってしまってるような気がする。結構、ギャンブル的なんだけどそうしないと実際平滑にするのはなかなか難しいんじゃないかなぁ?

ここだってクリアコートをもう10回近くやってる気がするもんな。中研ぎしながらだけど、最低でもフィルムの分は塗膜を厚くしないとツライチにはならない。だからどうしても何回もクリアコート&研ぎ出しが必要。そんな中で下地さんが「こんにちは」しなかったのはラッキーなんだろうな(^^;

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そしてその他の小物達。
ココで気づいた…コクピット関連のパーツを何にも塗装していないことに…こいつらをいじらないとボディとアンダートレイを一体化できないのにねぇ…。

ホイールも一苦労ですよ。詳細は次回以降に(…って順番バラバラw)。

2010年02月06日

flow blow

寒いですねー。

東京の気温なんて岩手にいたときほど絶対に寒くないはずなのに、こっちの方が建物の作りや着てるものが薄着になる傾向があるせいで体感する寒さってあんまり変わらないように思ってしまうんです。でも、スノボしに行った時の盛岡の強烈な寒さ(※おそらくスキー場はもっと気温が低いはず)は忘れられませんな…


さて、今年のWTCCやらルマンの情報が徐々に出始めています。

WTCCではセアトがワークスとして撤退した結果プライベーターにレオンTDI(ターボディーゼルの車)が割り当てられるようで、トム・コロネルがまず第一号として発表されました。シボレーもクルーズの前に使ってたラセッティをプライベーターが出走させるそうなんですが、このカラー、オペルのワークスカラーそっくりなんですよね!ちょっと笑えました。

ルマンもとりあえずエントリーリストが発表になりました。

アストンワークスのローラアストンは#007と#009の2台みたいだけど、今年の#008はSignature Plusでエントリーされてるんですねぇ。去年も#007だけは「アストンマーチンレーシング・イースタンヨーロッパ」と1台だけエントリー名が違ったんですけど、今年もそういう感じになるのかしら?でもここまでチーム名が違うとカラーリングすら全く違うのかもね。それはそれで楽しみ。

一つ心配なのはペスカロロ。
なんだか年々、チームの規模が縮小しているように感じる。年末には施設をOAKレーシングに売ってしまったなんて言う報道もあったけど、資金繰りが苦しいのは確かなんでしょう。ワークスに唯一立ち向かってたチームがこんな状態になってしまって残念。去年のピットワークミス(※自分のチームで走らせてたプジョー908をピットロードでワークスの908にぶつけてプジョーワークス#7のレースを台無しにしてしまった)の影響もあるのかな。

LMGT1は去年の流れでそのまま廃れてしまうのかと思ったら、台数が増えてるっていう(笑)

行きたいなぁ・・・今年も。
無理だなー・・・今年は。

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で、こっちはデカール貼りです。

もうね、このデカール、見た目でボロボロ。まぁ21年前のキットなんだからそりゃそうか。

だから・・・リキッドデカールフィルムをたっぷり塗りこんで、台紙から切り抜いてみたところです。

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リキッドデカールフィルムはご存じの通り、デカールの上にもう1枚膜を作ってやるようなものなので、いざ貼る時には台紙ごと出来るだけロゴのギリギリの所まで切り出したやる必要があるのです。

ただ・・・厚塗りし過ぎたのかなぁ?

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貼ってみたらみんなこんな感じでクルクル丸まってしまうのです。これはやっぱりリキッドデカールフィルム厚塗りの合併症みたいなものでしょう。バラバラになるよりマシ。そんなノリです。

それを引き延ばしながら貼るから超大変。しかも当たり前なんですけどフィルムの分、デカールが厚くなっててスジボリなんかには馴染みにくくなってるわけです。元のデカールの状態は最悪だったからフィルム塗ってやらなければ絶対にボロボロ、バラバラになってしまうのは目に見えたこと。

だから多少・・・いや、かなり貼りにくくてもこうするしかなかったのです。

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で、貼り終えたところの写真。ここまで丸2日。これだけのデカールなのに2日間掛ってしまうということで大変さをわかってもらえたら…と思います。


・・・なのにぃ〜
デカール自体が劣化しているだけでなく、糊も弱いから今回は初めてまともに(※お試し程度ではなくと言う意味)マークセッターを使ってみました。

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それでもこれだけ浮いてしまう。しょうがないから蒸しタオルを作って上から押しあてたり、考えられることは何でもやってみました…

そうしたらこの(↑)写真、拡大してもらうとわかるんですが文字の白い部分に亀裂が無数に入ってきて…もう泣きたい気分に。

「これ、クリアコートに耐えれるんだろうか?」と考えながらも、やらなきゃコトは進まないのでチマチマとタッチアップ。今回、白い部分のタッチアップにはフィニッシャーズのホワイトプラサフを使ってみました。最初は「これは無しだろ?」って自分でも思っていたんですけど、この隠ぺい力の強さと乾燥の早さって魅力的で。クリアコートの前までにデカール表面を軽く#2000耐水ペーパーでヤスってます。そうした方がタッチアップ跡が目立たないので。

ココまで車でかなりストレスフルだったので、ちょっとサラッと楽に作れるものに手を出してみたく思ってきています。

・・・ってこの車を先に完成させろって話ですけどね(笑)

次はクリアコート&研ぎ出し編です。

2010年01月31日

Crunch

センター試験も終わって、大学受験生はある意味のんびりできる季節。

でも・・・自分たちが受けた国家試験、今年も2週間後にあるんです。よく受けたよな&良く受かったよな。今だったら絶対に受からない。もっともみんなそう言うんですが。3日間、朝から晩まで試験漬けなんて、合否ではなく受けることすら今の自分には耐えられませんよ、本当に。


さて、世界的な不況、自分の生活にこそ全く影響がないものの、自分が好きなカテゴリーのモータースポーツを確実に蝕んでます…

1)今日発表されたのがIRLのVision Racing活動停止・・・。
 このチームだけはシリーズが無くなるまで絶対に無くならないチームだと思ってたのに…。毎年いろいろな形で結果的にお世話になってるエドの行き先が…。おととしまで3台出してたチームとは思えない…

2)WTCC、SEATワークス活動休止 & BMW活動縮小
 これはある程度予想できたものの、SEATもBMW同様にワークスの台数が減るだけかと思ってた。ワークスで出るのがシボレーとBMWだけじゃ今年は相当寂しくなるかも…。自分が期待してるラーダも、少なくともトンプソンは抜けるみたいだし、、、もしかしたら活動自体しないのかもしれないし…。なんでこう自分が好きなカテゴリーの盛り上がりって長続きしないんだろう…


よく人に言われるけど、あとせめて20年、早く生まれてきたかった・・・これ、本音。

バブル期にグループCのレースとか観に行っていた人の話とか聞くと相当羨ましいですよ…。

もっとも自分も、もっと生活に余裕ができたら(できるのか!?)ルマンとかマカオとか、毎年せめて1つは海外観戦に行くのがレギュラーメニューになったらいいなぁと思っています。


さて、その"グループCカー"である武富士ポルシェ。

いつの間にか白くなってますw

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前回、「スプリッターを作りましょ!」と書いたこの部分。

0.3mmの真鍮板をテキトーに切り抜いて作ろう!とか思ってやってみたものの、意外とうまく行かなくて、こんな小さなパーツ(0.7mm×0.5mmくらい/汗)の割に時間かかってしまいました。と言うか小さすぎるから時間かかるんだよな、これは(苦笑)

でも、このスプリッターを付けてやるだけで強度が全然違うんですね。力掛けてもあんまり曲がらなくなったし、これなら大丈夫そうかも〜と思えるようになりました。それまでかなりふにゃふにゃだったからねぇ。ま、厚さ0.7mmくらいのレジンなんてそんなもんですよね。


で、一気にボディ塗装しています。

本当に最近、ミニカーライフとしては充実していて、ついつい作業中の写真撮り忘れたくらい(苦笑)

サフも実はズルしようとして失敗しました。
…というのも、いつもダマダマになってしまうから…と思って、昔の残っていたタミヤの缶スプレーのプラサフを吹いたらドロドロになってしまって…。一度シンナー風呂してるんですよね(^^;

でも!

この車、フロントスポイラー周りをプラ板で修正してるので、ドボッと漬けるわけにもいかず。ボディ後半はシンナー風呂改めツールウォッシャー風呂漬けで落としたんですけど、プラ板を張った部分に関しては乾燥してから削り落としました。結構なタイムロスに加えてシンナーを大量にロスしました(笑)

結局回り道・・・っていう。で、気を取り直して下地のサフから。

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何回か中研ぎを入れながらサフを吹いた後の姿。この写真の時点では勢い余ってボディカラーまで部分的に吹いてしまっていますが(^^;

今回びっくりだったのが、サフを吹いても「ありゃ!」という部分が全く無かったこと。ほとんど修正なしで下地を作って行けました。サフは結局今回もいつもと同じ、フィニッシャーズのホワイトプラサフを使っています。

また、今回は「塗面をきれいにしてみよう〜」というのが自分なりの課題で、かなり丹念に中研ぎしてみてます。ボディ塗装前にも#2000の耐水ペーパーで研いでいます。ホントはいつもやるべきなんですよね、こういう作業。

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というわけで赤くなりました。

ボディカラーには同じくフィニッシャーズのリッチレッドを使っています(※約3年前に作ったFerrari333SPの使いまわしとも言う)。

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同じくリアから。

エアブラシでの塗装がうまくいかない件について先日、とある方のBLOGのコメント欄で質問させていただいたら、何も買わずにできる方法(?)を教えてもらったので、さっそく試してみたら結構いい感じ。

それは・・・





吹くときに全開にせず、ただ弱ぁく吹くだけ(笑)

まぁ、教えてもらった方法とはちょっと違うんですが、レギュレーターを持ってない自分に今すぐできる方法と言ったらこんな感じになってしまって。

でも、それだけで十分効果があったんですよね!
おひつじ@takさん、デモドリさん、@河童さん、カミムラさん、ありがとうございました。

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心配していた掘りこんだダクト類や、サイドポンツーン(って言うのか?)の中もちゃんと塗れました。それだけでエアブラシのメリットってあります。その反面、ツヤの出し方や、さっき書いたダマダマになってしまうトラブルなど・・・なんかものすごく初歩的なことだけど、缶スプレーに慣れてしまった人には、エアブラシって意外と難しいのです。

でも、きっと慣れればこんなに使い勝手がいいものもないんだろうなとも思って、作るたびにいろいろ工夫してみています。


ボディカラーも何度も吹いては研いで、吹いては研いでを繰り返しましたが…

見た目の変化が無くて面白くないので、画像は割愛します(笑)


次回はデカール貼り編です〜

2010年01月20日

amendment...

突然ですが、最近あったいい出来事。

1)Super NOVA Racingで働いていたというコアな人と知り合ったこと。

 …仕事の関係でたまたま知り合った人にひょんなことから自分がレース好きであることがバレて、そうしたら「デビッドシアーズって知ってます?」と聞かれ…まさか、今、デビッドシアーズなんて名前聞くとは思わなかった(笑) サプライズだったねぇ〜。国内のチームにも昔の同僚の方がいるそうだから、この人と何かいい関係が維持できるといいなぁ〜なんて妄想膨らませてます。

2)3年ぶりにスノーボードをやってみたら、案外ちゃんと滑れたこと。

 …突然行くことになって、1日だけだけど八幡平を滑ってきました〜!国家試験の後以来だったからちゃんと滑れるかどうか、かなり心配してたんだけど意外と体が覚えてるもんなんだね。いやぁ、超楽しかった。


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さて、年が明けてから、今までの製作ペースが嘘のようにソコソコのペース(決して速いペースではないw)で962の製作は進行中です。

でも、やらなきゃいけないことがたくさんあるからそれなりに時間はかかっちゃってます。「素組みで行く!」と考えてポルシェ祭りに参加してしまったこと自体、戦略ミスでしたね(^^;

今回はコクピット周辺の加工を。

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コクピットのパーツ、フランス製レジンキットの常、一体成型です。

これをどうやって抜いてるんだろう?という疑問もあるんですが、それは置いといて・・・加工しにくいのと、ダッシュボードの形がそもそも違いそうなのでソコを修正するついでにバラしてみます。

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バラすだけだと組む時に組みづらくなっては元も子もないので、ピンを埋め込んで取り外し可能な状態に(↓)。

それにいろいろ調べてみたけれど多分この962には助手席(?)は付いてないので削り取り、またダッシュボードの形状もプラ板と瞬着パテで修正。

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こんな感じになりました。削るだけじゃなくて自分で骨組みなど作らないとさすがにこのままじゃ間抜けかも。
…組みあがっちゃうと大して見えないんだろうけど。でも、せめて消火器くらい、どこかからコンバートしてきたいなと思っています。

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おまけにテールライト。
キットの状態だとこうなってます。これだとリアリティの面でも「?」だし、仮にこのまま作るとしても塗装するのが大変そう。

ということで、削り取りました。
(※ちょっとした手違い?で削ったところの写真を撮るのを忘れました)

で、何でこのパーツを作るのがいいかなぁといろいろ物色した結果、東急ハンズで1mm×0.8mm角のアクリル棒を見つけて、ちょっと高かったけど買ってみた。本来の用途はLEDなどの光を通して使うパーツらしい。

本当は1mm×1mmくらいの角棒or透明プラ板を探してたんだけど、意外と無いのね、このサイズ。

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切りだすサイズは1mm×2mm(に厚さ0.8mm)という、気が狂いそうな小ささ(笑)

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いくつか作ってみて、左右のバランスがいいものを2つ選んで使う予定。

さて、次はいよいよボディ塗装です。
・・・ドウナルコトヤラ。

2010年01月15日

maze room

明けましておめでとうございます。なんか新年明けてあっという間の2週間。

今年は人生最悪の年末年始という感じで全くいいことがなかった。だから年が明けてからの平凡な日々がやたらと幸せに感じてしまうのです。

さて、しばらくUPしないうちに実際に今いじってる部分と、更新してる部分に時差が出来ちゃったのでまとめて更新。

リアを中心にNACAダクトが左右合わせて4か所あって…

去年からおととしにかけて作ったメルセデスCLRの時にこれをそのまま塗って作ってみたらダクトに関してはやっぱり抜いたほうがいいかも…という後悔が残ったので、今回は頑張って掘ってみました。それぞれ2mm弱ずつ掘ってます。

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もちろん、そこには蓋を・・・

ということで、真鍮板で蓋をして、瞬着を流し込んで何度も削り、境界面をスムーズにしました。
…なんか画像だと洋白板みたいな色に見えちゃうけど、使ったのは真鍮板です。別にどっちでも良かったんだけど(笑)

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そして、最後まで迷ったのがココ。

コクピット前にあるダクト。
やっぱりリアを開口するならここもやらないとバランス悪くなるんじゃないかと思って、恐る恐る開けてみることに。

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いかんせんココは穴をあけると窓枠だけが細〜く残ることになるから、普段以上に慎重に…。

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でも、当然のごとくバキッとヒビが(車の左側にヒビが入ってるの、見えますか?)。

ま、大したダメージにならなかったから良かった。しかし、どういう力が掛ったのか、ずいぶん不思議なところが割れたよねぇ。真ん中にあるスプリッターはあとで作りましょ。

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給油口も…このままじゃ「宿敵(!?)」Sparkに負ける…と思って…

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まず、それらしいパーツを用意して…

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ここも結局、開口。
でもね、ここ、どうやって給油口をくっつけるかを決めずに穴を開けたから、塗装してから困るかも…。


・・・と、かなり端折って書いてしまいましたが、そもそもこのBLOGをUPする理由は「模型製作のモチベーション向上のため」というのが個人的には一番。だから、模型が進めばいいのです。…言い訳チックですけど。

でも、年が明けてからのここ数日、久しぶりにこんなに模型をいじってるんです。ホント、こいつを組み始めて初めてじゃないかってくらい毎日弄ってて。いい流れを持続させたいね〜。

2009年12月21日

when the saints go marching in...

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街の中はいたるところでイルミネーションされててとてもキレイな東京です。

これは11年ぶりにイルミネーションが復活したという表参道で撮ったものですが、例年、東京駅近辺、六本木ヒルズ&ミッドタウンなんかでもキレイなイルミネーションが見れます。今年は行けるだけ行ってみたいな〜と思ってます!誰か、一緒に行ってくれる人募集中(笑)


さて、昨日行われたM1グランプリ。今年も後半だけ見れました。

昔から笑い飯が大好きなんですが、今年も良かったですねー。
多分、自分はドリフのお笑いのような作りこまれた、アドリブっぽいけど実はアドリブではないお笑いが好きなんです。仮にフリートークがいくら面白くても好きになることってあんまりないんだよなぁ。ネタが作りこまれてるコントのようなものの方が好き。

今回の笑い飯のネタ、確かに最後の"ポジの話"は「…」って感じだったけど、そこまで含めて笑い飯な気がします。

しかも、あれ、過去の作品をYouTubeで見てみると別に新しいネタというわけではなさそうだし。

M1ももう10年ですか。そりゃ、自分も歳とるわなぁ(笑)


さて、新米パパさんが幹事をしてくれてる今回のポルシェ祭り、ページの公開が始まっています。
…もちろん、自分はこんなことやってまだ作ってる最中なので、いわゆる「ポロリ画像」しか載せてもらってませんが。

第4回輝け!モデルカーキット製作&完成品野ざらし祭り!!!

参加した皆さんの素晴らしい作品たちが待ってますので、見たことない方はぜひ見てみてくださいね!


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さてウチのポルシェですが、地味ぃに進んでいます。
まだ、基礎工作ばっかりですけど…。

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いろんな資料を見た結果、やっぱり屋根のNACAダクトはボディ後側にある方が使われていたようなので、いらない方は瞬着で埋めています。

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瞬着パテ、自分のように気が短い人には最適ですよね。ヒケも全くないし、サッと出来てしまうところが最高。ついでに識別灯もこの車には付いてなかったようなので削り落しています。

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懸案だった車高は北京のワタナベさんが教えてくださった方法でアレンジしてみています。サイドの車高はさほど気にならないのでフロントスポイラーだけ加工してみました。

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裏から見るとこんな感じ。ベタッとプラ板を貼り、その隙間を瞬着で埋めるように塗りこみ、硬化スプレーでシューッ。

その後はひたすら面がスムーズになるように削るだけ。0.5mmのプラ板を使ってるけど、その表面に瞬着の層も多少ある(はずな)ので0.5mm+αは見た目の地上高が下がったはずです。

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ボディサイドの変形については前回の更新時に書いたとおり…。

ついでにエキパイの出口も真鍮パイプで作り直してみました。左右でこのパイプの入る穴を同じようなサイズにするのが大変でした。今後、塗膜で厚くなる部分もあるだろうから、穴自体は少し大きめにしておいた方がよさそうですね…


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ところで、さっき、秋に結婚した友達から結婚式の時に撮った写真が送られてきた。
いいね、こういうの!あの結婚式も良かったなぁ〜。"結婚"というもの、やっぱりいいなと思う。

自分が結婚するの、いつになるんだろう?

高校生くらいの頃までは30歳の自分なんて絶対に結婚してると思ってたけど、どうやらそれも無さそうな雰囲気…。高校生の時とか、なんでそう思ったのか、その根拠はイマイチ良くわからないけど、なんか確信に近いものがあったんだな。

別に急いで結婚することもないような気もするけど、希望としては若いうちに…というのがあって。
…もう若くもないですか、そうですか(哀)

2009年12月03日

alternative

今日はちょっとだけ更新。

まだ、あまり日本のメディアは報じてないけどラリーニに続き、ザナルディもWTCCから引退しちゃうらしい。。。

ところで、どうも最近、どの世界選手権でもイタリア人がうまく戦えていないように映ってしまう。
(※あ、今年のWTCCチャンピオンはタルキーニだけどね…例外、例外。)

自分がF1見始めた頃なんて上位チームでパトレーゼやナニーニが常に走ってて、ナニーニがあんなことになった後も、中堅〜下位チームではそれこそタルキーニ、ラリーニ、ザナルディのほか、チェザリス、モデナ、アルボレート、カフィ、モルビデリ、ピロ、マルティニ、カペリ・・・ほか、数え切れないほどのイタリアンが出ていた。

なのに今はF1にレギュラーで出てるのはフィジケラとトゥルーリだけ。しかも、どっちも来年のシートは「?」。
WRCでもイタリア人は…名前が思い浮かぶ人がいない。IRCならジャンドメニコ・バッソとか出てるけど。
IRLも…レギュラーはゼロ。

なんでこうなっちゃうんだろう?不思議。
これは考えても答えが出ないことだから・・・仕方ないんだけど…。

とりあえず、今年のWTCCでも、サイン会じゃなくちゃんとした形でザナルディに会えてちゃんとサイン貰えたから良かった。

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さて、「ちょっとだけ更新」とは書いたものの、962の方は実は結構大胆なことやってます。

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表現したい部分の写真がうまく撮れなくて、しかも、明らかなピンボケ写真でゴメンナサイ。

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これ、わかりますか?(…ワカリマセンヨネ)

ボディ右側が大胆に反ってたんです。下に行けば下に行くほど幅が広くなってて。
この写真もフロントやリアフェンダーとの平行が出てないことを伝えたい写真だったんですけど、うまく表現できてません。
すみません。

で、これもスルーしちゃおうかとも思ったんですが、さすがの自分もこれはスルーできない…ということで、ボディサイドを大胆に削り取ることにしました。

でも、ここにはスジボリが多数。
全部削ってから、ゼロから掘り直すのはおそらく自分のスキルでは無理。

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ということで、チビチビとスジボリを深くしてはボディを削り、深くしてはボディを削り…を繰り返しています。
ボディを結構大量に削り取らなきゃいけないので、普段はあまり使わない#240の布ペーパーで削ってます。


…さて、どうなる事やら。

素組みで行くはずが…どんどん遠回りしてるような気がしてきました。

完成目標も「目指せ年内」が「目指せ年度内」になっちゃうかも(^^;

2009年10月18日

In Confusion

「現場」の写真ばっかりじゃ「模型ブログとして」期待してくださる方の期待に応えられないので…(^^;

とはいっても、前回からあんまり進んでないんです、武富士ポルシェ。

言い訳させてもらうと、今月上旬に盛岡に同級生の結婚式に行ってきたのはいいもの、次の週末から先週いっぱい風邪ひいてダウンしてて(結局、復活までそのくらい掛っちゃった)。

そのまま今に至る感じ。


そうそう、話は変わりますがしばらく前にエルさんがBLOGで書いていたモデルカーズに出ているプロモデラー北澤さんの連載、読みました。

…全く同感(笑)

やっぱり、趣味でやってることなんだから、「作らなきゃいけなくなっちゃった」り、BLOGなども見てくれる人のことを考え過ぎて「更新しなきゃいけなくなっちゃう」と結局、段々自分が楽しめなくなっちゃうとボクも思います。

だから、自分も最近、低調な状態が続いてるので模型はあんまりいじれてなかったりするし、最近は"写真熱"が熱いのでIRL茂木リポートを兼ねてそんなのばっかり載せてみたりしてたんですが(もはや言い訳にしか聞こえないかも)。


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その962Cは現在、自分が一番好きな作業、仮組み中です。

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この辺はパーツの会いも含めて全然悪くないんです。屋根上のライト(識別灯)はいらないみたいなので削り、またその後ろにあるでっかいNACAダクトのうち、モノコックについてる方はいらないみたいなのでいずれ埋めることにします…が、このインストを信じていいのかよくわからないのでまだ作業せずにいます。今後、実車画像と照らし合わせてみなくちゃ。

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問題のヘッドライト。レジンの塊だったけど、削ってみたらフィッティングは悪くない。ただ、やっぱり黄ばんできちゃってるのがね…
でも、思ったよりは透明度は高かったみたいで。出来ればバキュームしたいけど、サクサク作るならこのままでもアリ…少なくとも「ナシ」になるほど酷いパーツではありませんでした。

それよりね、ここまで組んでみて最大の問題点がここ↓。

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シャコウ、タカクナイ???

…。
これ、フェンダーにタイヤが当るところまで削ってもここまでが精いっぱい。どうしたらいいでしょう?タイヤの厚み自体を削る以外、何か車高を落とすのにいい手はないでしょうか。皆さんのお知恵拝借したいと思います!

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このくらいのアングルから見ればさほど問題なく見えちゃうんですけどね。しかも、多分この武富士のキットに限らず962C全般の問題だと思うんですが、ホイールのこのスポークはこの写真のレジンのもののほか、エッチング製のものも入ってる(これは4輪分入ってる)んですが、この写真右下の丸いパーツは何に使うんでしょう?ブレーキディスクにしろというんだったら2つしか入ってないし…。

どちらのパーツを使うにしろ、ブレーキディスクとキャリパーはどうにかしてやらないと変かも。


…というところが現状報告です。とても11/11の締め切りには間に合いそうにないですな…かなり前向きに見積もって"早くて年内"って感じでしょうか(爆)?

2009年09月08日

STARTER 1/43 TAKEFUJI PORSCHE 962C LE MANS 1989

やっぱりルマンに行ってきたからにはルマンに出たマシンが作りたくなるもので…。

しかも、最近「祭り」にはしばらく参加してなかったのでこの機会を生かして作ってみようということで。

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1989年のルマン出走の武富士ポルシェです。
別にサラ金カラーが好きなわけじゃない(笑)んですが、これ地味にアレジが乗ったマシンなんですよね。

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しかも、タイミング的に間に合うかどうかはわかりませんが皆さんがポルシェを作ってるときに自分もポルシェを作ってみたくなったと...

そういう理由で作ってみようと思っています。
…が、明日からも出張だし、来週はIRLもあるし(←仕事じゃねーだろって感じですが)、9月中はいろいろとバタバタしそうでどこまでいけるかはわかりません。

ただし!
ヘッドライトカバーが黄ばんだレジンの塊になってるのでここだけはどうにかしなきゃいけないんです。

でも、自分でもバキュームやヒートプレスさえもなんてやったことないし…と言うことで皆様、力をお貸しください。
もっともこの頃のスターターやプロバンスのキットはみんなこうでしたよね…。

素組みで行きたいんですけど…その割にまた前途多難なキットを選んでしまった予感…(^^;


P.S.
・・・と言うことで、今回の祭り総監督(?)新米パパさん、一応参戦発表と言うことで、よろしくお願いします。