2016年06月30日

FINISH!!!!! FORMULA 43 FERRARI 642 evo Monaco G.P.1991

ようやくUP出来ます。

実は公約通り(?)、今月上旬には完成していたんですが、この天気と自分のスケジュールがかみ合わず・・・まさかの撮影出来ないためにUPおあずけとなってしまいました。約半月遅れでの更新になります。

そうしている間に自分が担当してきたCAR and DRIVERの連載(4号のみですが)が終わってしまいました。自分と家族だけで一体何冊ずつ買っただろうっていうほど買いました(笑) しかも1冊しか置いてない店では買わず、わざと大量に置いてある店で買いました。地元にお金を落としてあげたいけど、いかんせん車を持っている世帯数が少ないとコンビニとか小さい本屋さんだと売ってないですね。田舎だと売ってるのに・・・。

さて、これまで"Racing43の"642と紹介してきましたが、正しくは「FORMULA43のフェラーリ642改」が正解です。もちろん作ってたのはRacing43なんですが、ご指摘を受けて部分的に訂正します。

まぁ、とはいってもRacing43のフォーミュラは基本、二本のリアウィングステーの間が抜けてないので、ココをそのままに作りたくないですね〜とかやってると泥沼な訳です。だからここ以外は極力、省エネで作ったつもりです。正味1ヶ月半(+α=復活前に数週間)で作れたからキットの割に速かったと思います。

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ノーズが短すぎるタメオと比べるとプロポーションの良さは歴然だと思います。元の車が決してかっこいい車じゃないのが残念ですけど、特徴はよくつかんでいるかなぁと。


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でも、このキットにはウインドウスクリーンが入ってない(茶色い塩ビ板が入ってておしまいw)ために、いろいろ素材を探したんですが見つからず・・・結局タメオ様の642から移植しました。ちょっとサイズ(幅も長さも)が違いましたが、塩ビなど他の素材で試したのよりずっとよかったのでこのまま採用(タメオは元々ジャンクだったし、パーツ取りに使います・・・)。

フロントノーズのNACAダクトも開けました。写真にしてしまうとあんまり目立たないですが、現物だと引き立つポイントです。


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フロントウィングはエンドプレート以外はメタルで一体成型でした。本当はフラップも分けたかったんですが、完成しなくなりそうだったので、分割はせずできるだけ深く掘りこんでいるだけです(が、わからないでしょw?)。翼端板下の黄土色っぽい部分にはモデラーズのカーボンケプラーデカールを貼ってみました。オーバーだったかな!?


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エンジンカウル上のキャッチピンもキット付属の物を貼っただけ。この車のアイデンティティの1つですね。

インダクションポッド上のクレーン用の穴も実は開けてます。あんまり派手に開けすぎるとインダクションポッド内に光が入りすぎておかしなことになるのでバランスが難しかったんですが、結構いい感じに仕上がったと思います。


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コクピットなどは余っていたタメオF92Aのデカールなどもうまく活用して仕上げました。
というか、このキットを作るにあたってどこにどのデカールを使ったのかわからないほど、いろんなメーカーのいろんなキットのデカールを使っています。だから左右非対称になりそうなところは安定のタメオ製デカールを使う・・・など、自分なりにデカールの使い分けを行いました。

ミラーはいつもの通り、彫り込まずミラーのサイズより一回り小さく切ったHasegawaのミラーフィニッシュシートで表現。これも自分の製作には欠かせないものになってきました。

ちなみにミラーは毎年静岡ホビーショーにもブースを出しているセメダインの「模型用セメダイン」(そのまんま過ぎる名前が何ともw)を使ってみました。水で希釈できる(はみ出しすぎたら拭ける)のと、瞬着みたいな白化がないこと、ゴム系接着剤みたいな糸引きがないので使いやすかったです。あまりに使い勝手良くて、今年の静岡ホビーショーでセメダインブースに「使いやすいです!!」と報告に行ってきました(笑←でもホント)。去年の静岡で無理言って最後の1個を譲ってもらったので余計に嬉しかったのかもな。


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タメオと違ってこっちにはジャッキアップポイントが最初から付いてきます。メタル一体成型ですが、あるだけで助かりますね。

サイドポンツーンのエアアウトレットは抜いてます。タメオだとここも凹んでるだけで変ですが、さすがのRacing43も穴までは開けていませんでした・・・が、ここを掘るのは大変でした。穴を開けるのとエッジを出して形を整えるのはエラく意味が違うもので・・・。結局ここに一番時間を割いたかもしれません。


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こうして中からラジエーターっぽいものが見えるのと見えないのでは全然違うと思うので・・・やりがいはあると思います。

反面、このアングルが一番残念アングルなんです。
・・・というのは、(鋭い方はお気づきかと思いますが)パイオニアのロゴ、左上がいつの間にやらビニョーんって伸びちゃってました・・・たぶん、クリアコートしてからちょっと緩い間に荒研ぎした時かなぁ。それにすぐ気付けば直したんですが、気付いたのは研ぎ出しをしてる時・・・too lateでした。

しかも、よりによってこっち側のフロントウィング翼端板下のケプラーまでも曲がってた・・・


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目立たないけど、ブレーキキャリパーは、SAUBER C14から拝借。
アンダートレイは薄々にしたうえでサフ→ピュアブラック→スーパーフラットコートです。

タイヤはキット付属の物をそのまま使っていますが、表面は食器用中性洗剤を水に溶いたものを付けてリューターで削ってます。以前はKURE556を付けて削ってましたが、アレだと飛び散ったところが全部油汚れになっちゃうので、むしろ油汚れを落としてくれるものをバッファーにしています。タイヤデカールはタメオのものですが、デカールを貼った後、筆塗りでスーパーフラットコートを塗って定着させています。

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(総括)
色々手を入れましたが、全体的なバランスは取れたかなと思っています。車のいたるところにあるカウルファスナーも全個所埋まらずに作り切れれたのも嬉しかったし。フェラーリ642、モナコ仕様の特徴が出たいいキットだと思いました。最近、メタルキットを作る時には再びハンダを多用するようになりました。うまくいかないこともあるけど、ハンダだったら(元パーツを溶かさない限り)何回もチャレンジできるので自分でもちょっとスキルアップしたような気持ちになっています。たぶん気持ちだけですが。

今は無事に完成したこと、無事に撮影出来た事(苦笑)を喜びたいと思います。

次・・・もう製作始めてます!!

待っててください、知也さん!!!

2016年06月07日

-Going Going Straight!!-

昨日は更新中に都合が悪くなったため、ブツ切りになってしまいましたので、その続きです。

ボディをクリア→研ぎ出し→クリア→研ぎ出し (x n回)と繰り返している間に出来る作業を進めます。

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アンダートレイは薄々できる部分以外はほぼそのままです。キットにエッチングのシートベルトが付いてくるのでそのまま使っています。消火器も場所がここでいいのか不明ですが、他に置きようがないのでそれらしくしてみました。
(*そういえば92年のイギリスGPだったか、アレジはレース中に消火器が勝手に作動して消火液まみれになってリタイヤしたことがありましたね・・・だから場所はここでいいのかもw)


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ウイング類も同時進行。塗装する時の持ち手が無いので一番目立たないであろう2本のステーの内側に塩ビ板を挟んで塗装。そうすれば表も裏も一気に塗れます。
昨日書いたAgipのデカールはF92Aからコンバートしました。面白いことにタメオの642もこのマークが入ってないんですよね。思わず自分が間違ってるんじゃないかと資料を漁っちゃいましたよ(←合ってた)。


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キットのままでは得られなかったものがこれ。2本のステーの間のスキマ。キットのままだとメタルでメインウィングまで一体だったからねー。ここを変えてあげるだけでだいぶ印象が変わるはず。でも、思いの外、大変な作業でした・・・


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フロントウィングはこんな感じ。本当はがーニーフラップが欲しかったけど、変に付けちゃうと汚くなりそうだから、ここはこのまま行きます。
翼端板の下のカーボン(?)模様はモデラーズのカーボンケプラー風デカールを貼ってみました。基本、1/24用だと思うけど、思ってたほど違和感なく仕上がってよかった。


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さあ、あとは組み立て・・・あ、ミラーは「まだ弄ってない」って覚えてたけど、タイヤホイールを何にもいじってないことに今気づく!!
ヤバい。作業効率が・・・

・・・という訳で作業も佳境です。
組み立てでボロボロにならなけりゃいいけど。

2016年06月06日

-Going straight-

こんばんは。
「4月、5月と3回/月ペースでBLOG更新したからいいや」って思って油断してたら、いつの間にかもう6月も2週目に入りそうになっててびっくり。

さて、インディ500、ニュル24時間が終わってしまい、なんだか自分の中でのメジャーなレースイベントはあとルマンくらい・・・それも来週・・・。そこから秋の日本国内レースラッシュまでどうやって持たせればいいんだろう?それでもあっという間に経過していくのかな。
しかし、上記のどっちもファイナルラップまでどうなるかわからなかったという意味で、例年と展開が違ったように思います。

ニュルに関しては24時間を経過した後に総合トップが入れ替わる展開だったこと、そしてレース序盤の雹(が積もった事・・・なんて言うんだ?積雹??)のに驚いた。しかもAMG-GT、強すぎる。まぁ、メルセデスが強い時っていつもこうだよね。自分としてはM6に頑張って欲しかったけど、完敗だったな・・・

かたやINDY500は究極の燃費レースになってしまった結果、アレックス・ロッシがルーキーで初優勝。自分も色々調べてみてたけど、純粋なインディーのルーキー(CARTとの統合による登録上のルーキーは除くという意味)の優勝は戦前以来?かと思います。ガチンコ勝負の500でなかったのは事実だったけど、これもインディ500。人生変わるんだろうな、ロッシは。
ルーキーオブザイヤーも当然彼なんだろうけど、全然報じられることなく・・・今年のルーキーオブザイヤーのスポンサーはかわいそうね(^^;


さて、Racing43(Formula43)のフェラーリ642 evoはここまできました。


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ボディはフィニッシャーズのリッチレッドを中研ぎを入れながら何度か吹きました。アンダートレイも同じくピュアブラックを吹きました。


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次はデカール貼りですが、右下のAgipみたいにロゴが違う(※本当はAの左側にCIマークが入る)ところがあったりするので、タメオの643やらF92A、Meriの643など使えるものは寄せ集めで貼っていきます。


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そういえばデカールはどれも劣化しておらず、フィルムなしでもきれいに貼れました。割れることもなく。デカール自体も大判が無かったり、作りやすいのがフェラーリF1の魅力かな。

乾燥させたらクリアコート。

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あ、クリアコートを何度か繰り返して研ぎ出し。コンパウンドまで終わったらノーズ脇などをマスキングしてピュアブラックを塗りました。マスキングはそのまま乾燥後にスーパーフラットコートを吹いて一度に塗装は済ませます。これで大きな面積の塗装は終了ですね。

続きはまた明日以降に・・・

2016年05月23日

Re-BOOT!

大相撲夏場所、面白かったですね。

白鵬の強い事、強い事。久々にいい意味での白鵬の気迫を感じる相撲が何番もあって良かったと思います。
キセは「強い大関」で居続けた方が得策かな?と個人的に思っているんですが、みなさんどうしても日本人を横綱にしたいみたいで。初場所で琴奨菊が優勝したのは自分にとって相当ミラクルだったし、綱取りの話が出るなんて思いもしなかったんですが、キセはコンスタントに綱取り話が出てくるのが面白いところです。確かに業界内にも「優勝しないけどコンスタントに強い横綱がいてもいいんじゃないか?」と言っている元力士もいるようですが・・・

そして自分が応援している力士たちも頑張りました。
岩手・盛岡出身で今はうちと同じ文京区にある伊勢の海部屋所属の錦木。14枚目で7勝8敗でしたが、重量上位のメンバーを見ると幕内に残れそう。最後、千秋楽の1勝が大きかった。
そして、千代の国。本来はもっと上で取れる力士だけど、怪我した影響で幕下にまで下がってましたが、今場所は十両優勝。

自分が応援してる力士が活躍するのってやっぱり嬉しい。
(↑レーサーではそれがほぼ皆無・・・)

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さて、静岡ホビーショーから1週間ちょっと。
無事に911GT1を出展できたというその勢いが無くならないうちに次・・・というか、以前のお手付きキットに戻ります。

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ちょうど去年のこの時期にお手付きしたRacing43(FORMULA43)のFerrari642 モナコGPです。

キットがキットなので何度となく仮組みしたり、リアウィングステーを自作してたりしたらモチベーションを失って、一度机から片付けてしまいましたが、やっぱり完成させたいと思ってもう一度引っ張り出してきました。

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前はノーズのNACAダクトを開けたりはしていたんですが、ボディ表面を整えたりは全くしていませんでした。そういった細かい部分と、ヂフューザーをハンダ付けしてエッジを薄々にします。

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エキパイはたぶん出さないけど、穴だけはそれらしく仕上げます。

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インダクションポッドは開口しているうちに「うまくやれば貫通できるかも?」と悪魔のお誘い・・・
裏側からもガシガシ削り貫通。しかもロールバーの上に開いてるつりさげ用の穴まで貫通させました。
とは言ってもここはいかにも開いてますって感じにするとおかしい(インダクションカバーが付いてるはずなので本来は外から穴は見えないはず)ので控え目に・・・ね。

あとはリアサス関係・・・特にドライブシャフトの通るべき位置とカウルの穴が全然合ってないのでカウル側の穴を拡大。

・・・これで大丈夫なはず。


ということで、サフを吹きました。

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別にピンを埋め込む訳じゃないですが、この時代のF1はこれがアクセントになりそうなので、最終サフの前にも穴が埋まらないように開けなおしています。

6月上旬を目標に作ります!!

2015年04月10日

Racing43 1/43 Ferrari 642evo G.P. monaco

ご無沙汰しております・・・

自分がBLOGというものをやり出してからはや10年以上、それでもこれだけ更新間隔が開いちゃったのはおそらく今回が初めてでしょう。引越以来、プライベートでもバタバタ、そして今の職場も繁忙期になったことに加えて、さらにもう1箇所、仕事を兼務することになったこともあってしばらくこの状態が続いちゃいそうです。

あまりにいろんなことが同時多発的に起きちゃって自分ももう結構くたくただったりします。
・・・ってグタグタ書き始めちゃうとそれだけで1回更新出来ちゃいそうな気がしないでもないですが(苦笑)、それは望まれてないエントリになっちゃうでしょうし、ただの日記になってしまうので書きません。ここに書くとしたらレース観戦記や模型製作記の"ついで"に書く程度。

さて、タイトルの件です。

今年はルマンの会25周年アニバーサリーイヤーということで静岡ホビーショーの展示テーマが"フェラーリ"なんです。
それに合わせて自分が唯一作ったことがなかったアレジが乗ったフェラーリF1、642モナコ仕様を作ろうと思っていま・・・した。
(※モナコ・カナダGPではそれまでに比べてサイドポンツーンがデカくなってたり、写真を見比べてみると結構形状が違っているんです)。ただ、自分自身がこんな調子なので間に合うかどうかわからないけど、とりあえず作り始めたということで・・・

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ハコには「FORMULA 43」とありますが、デザインも含めてレーシング43なのでここではレーシング43として扱います。

F92Aの時にも思ったけれど、この時代のフェラーリF1はタメオの出来(というか原型)がとても悪いので、他のメーカーを好んで作っています。中でも642についてもROSSOかレーシング43が的確なフォルムかなぁと思って作り始めてみました。

ただ、レーシング43だけあって作り上げるのはそれなりに大変そう。まずはアンダートレイのモノコック下部分を切り取ってボディとはんだ付け。それでサスペンションを左右から後でさせるように改造。この方が車高出しなどしやすくなりますね。
インダクションポッドは抜こうと思っても肉厚すぎて抜ききれないのでとりあえず深めに彫ってみました。サイドポンツーンのエアダクトは開口してしまったものの、開けてしまったからにはラジエターを用意しなくちゃいけないんだった・・・(でも、ここは開いてないと変ですねw)

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フロントサス周りは左右からアームをさせるように改造したのに合わせてブレーキダクトなどもがっちりハンダ付け。多少曲げたくらいじゃ外れないはずで、その方が現物合わせしやすいというメリットもあります。もっとも仮組みして、きちんと車高を出してからはんだ付けした方が良かったかなぁと思っていますが、今考えてもあとの祭り。

あ、あとノーズのNACAダクトも穴開けて貫通。そしてコクピット側に真鍮板を埋め込んで開口工事終了。こういうのが後々効いてくるんです・・・

ここまでいじったものの、まとまった時間と自分の気力が続くかどうかが疑問。
ひとまず現状報告と言うことで・・・