ただいま、実家に帰ってきています。
そうしたら市の美術館でこんなものが。↓

行ってみたらなかなか面白いじゃん!!
写真撮影禁止なのが残念だけど、ロータス102Bも置いてあった。
…まぁ、これは田宮の本社に行けばいつでも見れるからね。改めてみて、このロータス、すごくよく管理されてるなぁと。
とても15年前の車とは思えないくらい(←元のパーツはもっと古いだろうけど「一応」)。
でも、面白かったのがたまたま居合わせた親子の会話。
子「これ、ほんとに走ってたの?」
父「そうだよ、昔のF1だ」
子「なんでここにあるの?」
父「(しばらく言葉に詰まる)…(フロントウィングを見て)あ、田宮がスポンサードしてるからだ!」
子「スポンサーだったの?」
父「(自分に言い聞かさせるように)そうか、田宮はロータスのメインスポンサーだったんだっ!!」
・・・あのー、確かにそれ以外に目立つロゴはないけど、メインスポンサーじゃないのよ(笑)
見てわかるとおり、ほぼノースポンサーだったのよ...どれがメインってこともなく・・・。
でも、平日の真昼間であることを考えたらたくさんの親子連れと、子供たちだったと思う。少し安心した。子供たちがミニ四駆なり弾丸レーサーなり、いじっててくれるだけでなんか嬉しい。
そういえば、ミニ四駆って1億5千万台以上売れたものなんだってね!
日本の人口一人当たり1台以上って言う計算だもん、すごいよね。自分でも何台も持ってたもんなぁ。
それで、飾ってあったミニ四駆を見て思い出したことがある。つまらない昔話なので読み飛ばしてください(^^;
昔、お菓子の懸賞かなんかでビッグウィッグの金メッキボディというのが当たった。というか、当てた。一生懸命応募してね。
その後、何日かしていつもよく遊んでいた友達と遊んだ。ソイツが帰ったあと、ボディが壊れた状態で見つかった。100%ソイツが壊し、ソイツが隠した。
悲しかった。あんなにいろいろ持ってるソイツが何で壊したのかわからない。
ソイツは今、何をしてるんだかわからない「企画会社」にいるらしい。実質的には親に作ってもらった実態のない会社らしいけど。
要するに…何をしてるのかわからない状態。寂しいよね、自分の元の友達がそうなっていくのって。
今思えば、ソイツの親も過保護な親だった。なにか問題のある家だったんだろう。うちの親も何度もその親をしかってくれたくらいだったし。
ある時、道を踏み外すとなかなかちゃんとした道には戻れないのかね。自分の中ではそういう嫌な思い出のあるマシン。
でも、今日改めて見てみると、結構かっこいいじゃん(^^)!
今日も最後に「田宮俊作氏へのメッセージ」を書くコーナーがあったから、ちゃんと書いてきた
「最近のタミヤのプラモデル、値段が高すぎる」ってことを。
これじゃ、完全に大人向け。いくら子供が興味を持ったところで買ってもらえないよ。
伝わればいいけど。
ダイキャストシャシーにして重量感を出すのもいいけど、そんなことやるくらいならROSSOが昔やったみたいに、エンジンを見えるところだけ再現して。その中身をおもりにしたり、ボディで見えないところにおもりを入れたりしたほうがコストカットにもなる(おもりを塗装しなくていいからね)と思うし、何より作るときの障害にはならない(プライマー塗って…が無いし、プラの方が加工も容易。)んじゃないの?
作りやすさ重視だった田宮とは思えない方向性なのが最近の1/24プラモを見てて気になるよ。
エンジンとか再現しなくていいモデルだってたくさんあるはずだしね。自分があんまりエンジンというものに思い入れがないからかもしれないけど、プロポーションモデルとして安く作ることも大事じゃないかなと思う。だって、今度の田宮の新作、1/24メルセデスSLRなんて定価が3800円。
…どうかしてるよ。いくらドアが開きますって言ったって、これじゃまるでレジンメタルの価格帯だもん。
もちろん、価格の点でプラモのほうが安くなきゃいけないって思ってるわけじゃないんだけど、よりポピュラーなものとして、プラモの役割ってのがあると思う。自分たちの次の世代の(自分の子供世代)の子はいい工作ができるようになるのかな?今日の展覧会を見てそういう不安も感じた。
田宮俊作さんという人は本当にすばらしい文化を創ってくれたと思う。でも、それを次の世代にどう伝えていくのか?今のままじゃ難しいんじゃないかなとも思う。
このキャッチコピーになってる「つくる楽しみ、遊ぶ楽しみ、生きる楽しみ」を自分の子供にも感じさせたいね!!
・・・って子供いないけど(笑)