メッシュから。
このメッシュ、とても細かく出来てるのはいいんですが、さすがに細かすぎてサフを吹くと詰まっちゃいそうなほど。そこで最近リリースされたフィニッシャーズのマルチプライマー。これ、結構いいです!
そもそもこのメッシュ、もちろん平面のエッチングパーツなんですが、これを3D曲面へ馴染ませるのは結構繊細な作業。ここは目立つので時間を掛けて仮組みする必要がありますね。
で、目も埋まらずプライマーを塗れたので、黒もとても薄く塗り、そしてボディ同様、スーパーフラットコートも吹いておきます。ただし、少しでも塗膜を薄くするために裏面のフラットコートは省略しました。
取り付けはフラットコートを流し込んで行いました。これなら多少はみ出しても目立ちませんからね(苦笑)
次はライト類。
この車、ライトはノーズに左右2ヶ所、サイドポンツーンに2ヶ所の計4個。なので、バキュームのライトカバーも4個、用意しなくちゃいけません。各ライトが小さいのでこれが結構、厄介で。ざっと粗切りした後は、#400のペーパーでヤスって調整しました。断面を目立たなくするため、黒のマーカーペンで塗っておきます。これだけで出来がだいぶ違うと思います。
オンボードカメラはボディ側に取り付けます。
コイツがカーボンデカール地獄、第二弾みたいな感じで。でも、すごく質のいいデカールとデカールサイズなど設計の点でも文句のつけようが無いので、頑張って貼りました。実はカーボンデカールらしいものを貼るのって意外にも初めてでした。昔のキットばっかり作ってるのでね。
でも、キレイに貼れたと思うし、出来にも満足しています。
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これで完成!
リアタイヤ周りが本当はこんなに角ばってないんですよね。仮組み時に自分も去年のルマンの時の写真を見なかったのが悔やまれます・・・でも、モデラーの皆さんならわかると思いますけど、一度見ちゃうとキリが無くなっちゃって・・・。
コクピット周辺のアンテナ類は根元だけメタルパーツで用意されていました。ただ、アンテナ径を考えると小さすぎる感じがしたので、片方は銅板を巻き付けてそれらしく仕上げています。
ミラーは最初からさほど深くはないものの、掘りこんであってそこにエッチングパーツのミラー面をはめ込む形。このエッチングは軽く表面をコンパウンドで磨いてそのまま取り付けてあります。
ここら辺からのアングルが普通の車と全然違いますよね。変なフォルムだけど、実験的要素が詰まった車だからか、魅力的に映ります。
この車のモノコック、2009年にルマンに出たアストンマーティンAMR Oneのモノコックを流用してるんです。なので、これがエイドリアンが乗った車なのかも〜とか変な妄想をしてたりね(笑) しかし、おもしろいコンセプトの車です。こんなプロポーションの車なのにモノコックを他車から持ってこようというアイデアがすばらしい。安く、クラッシュテストを行わなくて済むようにと考えられたものと思いますけど、実現させちゃうところがすごいです。
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さぁ、年末。今年の完成報告はこれが最後でしょう。
実はまだ9月のWTCCの写真の選択や編集をまだやって無かったりするんです・・・。これを今年中に終わらせたいですね。やっぱりこういう作業はシーズン中にやらないとますますやらなくなっちゃいますから・・・。