なんとかマシな写真が撮れた気がするのでUPしてみます。
ルマンミニチュアズの1/87キット、ネットでいろいろ検索してみましたが、製作記のようなものをUPされてる方を発見することができませんでした。もっとも、このキットは作られたのがもう15年以上前ですから、今みたいにインターネットが普及する前に作ったという方ならたくさんいらっしゃるんでしょう。
という訳で、自分が1/43のキットと出会ったころにリリースされたこのキットを、今の自分のスキル、フル活用で製作してみました。
***********************************************************
はっきり言って、作り方としては1/43と同じです。クリア掛けの時、あまり厚塗りにならないように工夫した位でしょうか。というのもココは1/87ならではかもしれませんが、スジボリが細く浅いのです。これ、深くすることも可能かもしれないけど、1/43の半分のスケールであることを考えると深くするのはやりすぎかな・・・と思って、スジボリは一切いじってないのです。
だから、サラッと作るように工夫。クリア掛け&研ぎ出しはデカール部分を中心に行いました。
この写真のようなアングルで撮らないとわからないポイントとしてはサイドのエアインレットを開口したことでしょうか。
これ、開けた理由としてはリアリティの追求というよりは、作業のしやすさを考慮してのこと。ここが開いてないと塗装時にこの奥の部分まで塗料が入って行ってくれなさそうな感じがしたので、そういう理由から開けてみました。副産物としては研ぎ出しもしやすかったというところですね。
また、リアのブレーキダクトも別パーツを使っています。これもリアリティがどうこうというより作業性の問題からです。
ヘッドライトはなんだかボクのトレードマークになってしまった感もある(?キットのパーツである)レジンの塊の磨き出しです。それを丁寧にシルバーとブラックで塗装して仕上げてみました。これ、なかなかリアリティが上がります。真っ黄色に変色しているパーツでもどうにかなるものですw
ウィンドウシールドがやっぱりネックなんですね。
というのは、バキュームでできてるパーツをはめ込むまではフィッティングを頑張ればどうにかなります。でも、この時代のプジョー905って窓周りの黒い部分がマット仕上げなのです。だから、デカールにしろ塗装にしろ、窓周りの黒は全部フラットコートしなきゃいけないんですね。
でも、デカール貼ったバキュームパーツをマスキングして塗装して・・・というのは結構ハイリスク。なにせバキュームもまっ黄色に変色して、塩ビももろい部分が割れて来るような状態でしたから。
・・・とは言え、やらないと変なのでかなーり気を付けて作業。
まず、デカールごと、表面だけすべてクリアコート。そして窓の部分(クリアの部分)だけマスキング→フラットコート。
************************************************************
そんな感じで無事完成。今年初めての完成作品はまさかの1/87でしたw
今度、"1/87だ"ということを強調するような写真を撮ってみたいと思います。