長屋宏和というドライバー、知ってますか?
2002年F1鈴鹿。
世の中が「佐藤琢磨、日本凱旋、初入賞」に湧いていた日。
あの日のF1前座で行われたフォーミュラドリーム。
レース始まって数周後のスプーンで前を走る車のリアタイヤに乗り上げる形で離陸。
そのまま縦に何回転もしながらタイヤバリアを乗り越え、フェンスに引っかかって落下。
あのとき、ボクはちょうどシケインにいた。そしてモニターを見ていた。背筋がぞっとした。
レースをしばらく見ている人なら「こりゃやばいクラッシュだ」とわかるほど激しいものだった。
はっきり言ってあの日、このクラッシュの衝撃が強すぎて素直にレースを楽しめなかった。
偶然にも自分の友達が長屋くんのファンでこのレースの前から長屋宏和という名前を自分も知っていた。
歳も同じ、誕生日も数日しか違わない。
そんなドライバーが頚椎損傷、脊髄損傷、四肢麻痺の大怪我を負ってしまった。
ショックだった。一緒に観戦していた人たちには申し訳なかったと思う。そのくらいショックだった。
自分のいる場所で誰かが大怪我をする瞬間を目撃するのなんて初めてだったし、正直、怖かった。
鈴鹿が終わったあと、本人が読んでくれてるかどうかもわからなかったけど、彼のwebのBBSにメッセージを何回も書いたりしたし。
・・・書き出すとキリが無い。
そんな彼が書いた自伝のような本。ようやく手に入れました。
途中まで読んだけど、あまりに自分の経験と似ていることが多くてビックリ。
レースに関係ないことを含めて。あっという間に読んじゃいそう。
あのクラッシュ、忘れる事は無いと思う。
これからも注目していきたいと思っています☆
良かったらこの本、読んでみてください。
長屋宏和著「それでも僕はあきらめない」 大和出版 ¥1575
長屋宏和オフィシャルサイト
「 http://www.piroracing.com/ 」