ギリギリだったけど完成しました!!
ルネッサンスだから覚悟はしていたものの、まさかここまでの難物キットだとは思ってなかった。
諸悪の根源は1/24と設計が同じこと。パーツ分割までほぼ同じ。それじゃ(国産の精度のいいキットならまだしも)組める訳がない。
・・・でもね、できちゃえばかっこいいわけです。すごく結果論だけど。
あえてプロポーションモデル大好きな自分がドアオープンにしたのは、ドアクローズのプロポーションモデルとして作ってもSparkでいいじゃん!ってなりそうだったから(笑) 嘘のような本当の話。
せっかくドア内側のパーツもついてるしね…でも、実を言うと個人的にはそんなところ省略でいいからもう少しパーツ分割やら割れまくるデカールにコストをかけて欲しい。
あ、最終組み立ての前に屋根上とフロント&リアフェンダーのミラーフィニッシュは貼り直してます(というか上から貼っただけ)。
それだけで見た目のキレイさが上がるので。結果論だけど、このミラーフィニッシュは最後に貼るべきね。ミラー部のデカールはデカールぶぶんだけササっと筆塗りでクリアコートしてます。これで多少はコーティング機能が出るでしょう...
この当時のレギュレーションで車幅よりもリアウイングの幅がかなり狭いんだけど、これは模型映えしないねー。
レギュレーション知ってる人なんて自分以外あんまりいないだろうけど(笑)
残念だったのはノーズ部分を十分に磨きこめなかったこと。ここはコロラドデカールが使えなかったから、やむを得ずキットのデカールを使った部分。クリアも意図的に厚吹きしたんだけど、さすがに研ぎ出しに躊躇しちゃって表面がぼこぼこのままになっちゃいました。ここが最大の後悔かな。目立つ部分だから余計に。
でもね、あちらこちらに細かすぎる部品が付くし、そもそも前回記載した通り、ボディの黒い部分は基本的にマットブラックだし、やらなくちゃいけないことがたくさんありすぎて、最終的にカタチにするにはこのくらい手を抜かないと自分には無理。
あ、窓・ライトカバーのバキュームパーツは案外キッチリハマります。バキュームパーツも表面に傷がつかないようにわざわざカバーが付いてるんだけど、そのカバーを取るために傷がつく(苦笑) そんなところに労力割かなくていいから、組みやすくして欲しい。
タイヤも…うーん、イマイチ。個体差があるからショルダーの傷が目立たないようにうまくデカールで傷が目立たないよう隠したりが必要。
そもそもキットのまま組むとタイヤがボディからはみ出すのでただでさえ薄すぎて加工するのが怖いボディを削る必要があります。
でも、組んじゃえばいいでしょ(^^)?
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思えばここ数年、COVID-19の診断・治療もやらなくちゃいけなくなったり、発熱外来を任されることが多かったり、もっと前の話だと大規模接種会場でワクチン接種(主として救護担当)やったり、今でも通常業務の中に当たり前のようにワクチン接種が入ってきちゃったり、産業医の仕事としてはCOVID-19の影響を受けた関係で長時間労働面談が当たり前のように毎月行われたり・・・と、自分の仕事が超多忙になっちゃったから今までみたいに製作時間も取れなかった。
それでも、年に数作は形にしたいという思いがあって簡単に組めるキットばっかり選んで組んできたわけです。
簡単に組めるって言うのは、自分が普段から言ってる「屋根なし」「単色」「デカール少ない」キットですね。そうしたら、そう言うキットがだんだん底をついてきちゃって(笑)
それで今回、ルマン100周年を記念して作るならこれだろ???って思いを入れて作ったのがプジョー908。
いろんな人に聞かれるから書いておきます。なんで自分がこの車に思い入れがあるか。
それは自分がルマン24時間を初めて見に行った時、プジョーを応援してたわけです。そうしたら目の前で優勝してくれた(本命の車ではなく勝ったのはこの#9でしたが)。フランスでやるレースでフランス車が優勝する訳だからグランドスタンドも大盛り上がりで、しかも自分みたいなアジア人まで日本チームではなくプジョーを応援してることが分かったら、隣の席の人たちとハイタッチしたり抱き合ったり!あれは自分にとって強烈な思い出で。
車検場にて。
手元に自分が撮った当時の写真があったのも資料として役立ちました。
特にこのアングルからの写真がネットになくてね(笑) #7であっても同じ年のモデルだから基本的に同じ。
この窓周りの処理もこの写真がなければわからなかった。なんでも撮っておくものですねw これなんかまんま#9なのでこの車です。
ノーズ周りの写真を見るとウイングステーはダミーに近いものであることが分かってもらえると思います。
というわけで、今年は数年ぶりに「大物」を作ってみました。
明日、横浜大さん橋ホールで開催のホビーフォーラムにも「ルマンの会」ブースにて展示します。毎年恒例ですが基本的にブース近辺をうろうろしてますのでお気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。
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