マカオはTVの生放送を観ることができました。やっぱり岡山で全員と何らかのコミュニケーションを取った分、誰がどういうドライバーか分かっているからTVであっても十分に楽しめました。生放送だったしね!
さて、今回はupする台数がだいぶ多いですけど、今回は全員インディペンデントクラスのドライバーたちです。
ワークスもそうですが、インディペンデントもいろんなキャリアの人がいる・・・それもWTCCの魅力です!

#26 Stefano D'ASTE (Proteam Motorsport)
今回の岡山ラウンドでこれまでと一番違ったのがこのチーム、Proteam Motorsportの2台がワークスを食うほどの活躍を見せたこと。このチーム、インディペンデントクラスでのエントリーなんですけど、実際、ワークスチームのザナルディやポルテイロなんかよりよっぽど彼らの方が速かった・・・。
BMWとして喜んでいいのかどうかは微妙なところだけどね。
それを象徴するかのようにピットでも一番活気があったように思うし。チームもドライバーもすごくファンを大事にしてくれて、ボクもいろいろ話ができて最高の思い出になりました。
でも、ダステに関しては先週末のマカオにはエントリーしてなかったんですよねー。なんでだろ?もう岡山を終えてインディペンデントのランキング2位が確定したからなのかなぁ?
なんかイタリアのドリフト選手権にも出てるドライバーってGAORAの放送で言ってたけどホントかいな!?自分は初耳でした。

#31 Sergio HERNANDEZ (Proteam Motorsport)
今年のインディペンデントクラスのチャンピオンです。
岡山でも第2レースで総合の表彰台に上がることになり、ボクもびっくり!周りはコロネル優勝(※コロネルもノンワークス)に沸いていたけど、自分としてはこっちも嬉しかった。もともとはGP2を走ってたフォーミュラ出身のスペイン人ドライバー。まだ若いんですけどね。
岡山ではホントにいい走りしてました。レースは第1・2レースともチームメイトのD'Asteとの争いも多かったように思うけど、それも結構見ごたえあったし!勢いがあるってこういうことを言うんだなぁと実感したチーム+ドライバーでした。

#42 Franz ENGSTLER (Liqui Moly Team Engstler)
マカオの第2レースでクラス優勝して大はしゃぎだったのが印象的なエングストラー。
とても紳士的なドライバーでした。このチームのオーナードライバーなんですけど、すごくフレンドリーに接してくれたし、嬉しかった。
この前、某店の〇〇さんとも話してたんだけど、リキモリカラーってホントかっこいい。今のWTCCには欠かせないカラーだと思う。しかも結果も付いてきたからこれからますます期待…かな。個人的には来年も今年同様、ベテランのエングストラーと若手のロシア人ロマノフのコンビで戦ってほしいです。

#43 Andrei ROMANOV (Liqui Moly Team Engstler)
そのロシア人、ロマノフ。ボク、サイン貰う時、たいていは「あるお願い」をするんですが、ロマノフにはそれを何度もイジられました(笑)
「It's my style!」って言ってやってごまかしたけど(^^)
なんかそういう会話のやりとりって思い出に残ることも多いじゃないですか。彼なんかまさにそうで、今でも思い出すだけでなんか笑顔になっちゃうほどです。

#81 Masaki KANO (Liqui Moly Team Engstler)
このチーム・エングストラーの3台目としてエントリーしてきたのが加納政樹さん。
でも、結構キャリアは本格的で元々フランスのウィンフィールドレーシングスクールにも行っていたそうな。普段はアジアンツーリングカー選手権やスーパー耐久にも出ているそうです。
(※ごめんなさい、国内のシリーズは全くと言っていいほど知りません)。
で、今回はスポットで岡山とマカオに唯一の型落ちBMW320ということでエントリーしたわけですが、結果として車のバリエーションが増えて自分としては嬉しかったです。ダブルヘアピンなんかはご覧の通り、他の車と通るラインが全然違ったりしてたのでまだこの車に乗り切れていないんでしょうけど、また頑張って来年以降も出てほしいなと思っています。

#17 Takayuki AOKI (Wiechers-Sport)
今回、ひそかにボクが期待していたのが青木孝行さん。今回はちょうど誕生日ということでパドックではケーキを用意しての誕生会もやられていました。お約束(?)のケーキ投げはありませんでしたが。
プラクティスで3位の成績を出したり、リザルトの面でも期待できたのでリタイヤは残念でした。来年、できればフル参戦してもらいたいです。
ボク、個人としてはWTCCを戦う日本人として木下隆之さんか青木さんの2人が適任だと思っているので!

#88 Matthew MARSH (Wiechers-Sport)
なんだか岡山ですごく親しくなってしまったドライバー(の一人)。
帰ってきてからも何度もメールのやりとりをしているくらいで(^^; ボク、英語苦手なんで英語のメール、書くのにエネルギーがいるんですよ。
でも、書いちゃうんだからモチベーションがあればなんでもある程度はどうにかなるのね!って思わされます。
マカオの間にも応援メール送ったら、昨日そのお返事が返ってきました。嬉しかったなぁ〜。
マシューはとりあえずWTCCの参戦は岡山とマカオだけだそうで、来年はDAYTONA 24hにポルシェで出ると言っていました。ルマンも未定だけど出たいなぁみたいなことも言ってましたね!行ってみたいなぁデイトナ24時間もルマンも。
でも、彼、イギリス出身の香港国籍のドライバー兼ジャーナリストなんですが、マカオ第2レースで総合8位(クラス2位)になったのは自分のことのように嬉しくて、また嬉し泣きしちゃいました(^^; だって、彼のスポンサーもマカオの観光系スポンサーだってことも聞いてたし、そのスポンサーの地元で、しかも2戦しか契約がなかった彼がその2戦目でインディペンデント2位、総合8位でチャンピオンシップポイントを取っちゃったんだから!!
マカオはそういう意味でも見てて良かったです。岡山に行ったからこその出会い。偶然かもしれないけど、サーキットに行ったんだからある意味必然。そういう出会いも大事だなぁと実感。

#13 Ibrahim OKYAY (Borusan Otomotiv Motorsport)
トルコ人ドライバー、イブラハム・オキアイです。やっぱりトルコ人だから車がターコイズブルーなんでしょうか?
第1レース終盤に大きなクラッシュをしてしまい、第2レースにはエントリーできず。
日本を嫌いにならないでほしいなぁと祈っています(苦笑) 普段、クラッシュが起きるような場所じゃなかったし、誰かと当たったのかもな…。
ところで、彼のサイン、なぜかアレジのサインそっくりなんです!イニシャルを考えてもなんでそうなるんだかさっぱりわからないんですが、言わなきゃわからないくらいそっくりで・・・

#69 Melvin CHOO (Thunder Asia Racing)
(たぶん中国系)シンガポール人のメルビン・チョー。事前にボクがこの人が岡山のレースに出ることすら知らなくてサイン用アイテムを全く用意してなかったんですよ。おかしなことにWTCCってシリーズ通してのエントリーリストならあるのに、スポットのドライバー…例えば岡山に誰が出る…とか、そういう情報がどこにもオフィシャルにはupされないんです。
だからこんなに下調べをしていった自分でもわからなくて。だから、土曜の夜にその日、自分で撮った写真を(仕方なく)コンビニで現像して日曜日の朝、サイン貰ったり車を見せてもらったりしました。喜んでサイン書いてくれて「いい写真だね」って誉めてもらいました(^^)
※(本当は写真屋さんで2Lサイズの写真にプリントしたかったんですが、相生駅周辺でやってる店、一切なし。夜19時過ぎの話です。写真屋さんに限らず、やってた店は「すき家」と「セブンイレブン」だけ。本当に困った、相生には…。相生に住んでる方には悪いと思うけど、新幹線の駅、しかも、ひかりだって時々止まる駅なんだから・・・と期待した自分が悪かったんですかね...)

#20 Tom CORONEL (SUNRED)
ご存じコロネル。第1レース、最後に8位に入ったことが運命を変えましたね!リバースグリッドで第2レースはポールスタート。それからファーフスを抑え込んで見事、初優勝。初優勝が日本だなんてまた運命って感じで素敵でした。
この車に貼ってある「EAT YOU DUST!(by Tom Coronel)」のメッセージ通り、ターボディーゼルエンジンのセアトワークスを食っての優勝はホントに価値があると思う。それも内容的にも最高!見てて本当に興奮した、鳥肌立った。そんなレースを勝ち抜いたんだから、やっぱり凄い。
実況のピエール北川さんじゃないけど、ホント来年はワークスセアトに乗って欲しい。乗せるべきだと思う。それ相応の活躍をしたんだから・・・。

#75 Norbert MICHELISZ (SUNRED)
個人的にドライビングスタイルが一番気に入ったのが彼。
ハンガリー人でマシンに書いてあるとおり、「イタリア・モンツァでのセアト・レオンワンメイクレースの優勝」のご褒美として、いわばスカラシップ参戦。当然岡山のコースなんて知らないだろうし、かわいそうだったと思うけど、見た目で「あ、攻めてる!」ってわかるほどだったから、ボクの大好きなスタイルでした。この写真の時もそうだけど、縁石に乗ってるというより、縁石の内側を走ってる・・・みたいな(笑)
ボクもカートに乗るとついついこうなるからすごく気持ちがわかるんですょ、レベルが違うけどさ(^^;
でも、こういうアグレッシブなドライバーってやっぱり凄いなって思った。世界のレベルってこうなんだな…と。
でも、かわいそうな話もあって、クルーに「ノルベルトにサイン貰いたいんだけどここ(ガレージ)にいます?」って聞いたら即答で「ノルベルトって誰!?」みたいな答えが返ってきて…。仕方がないから、「アンタんとこのチームの#75のドライバーのノルベルト!!!」って言ったら、「Ah〜」って(^^;
彼、チーム内でそんな存在だったみたいです...

#27 Kirill LADYGIN (Russian Bears Motorsport)
名前の通り、ロシアのメーカー「LADA」の車です。
昔、ラーダ・ニーヴァって車でパリダカにも出てましたね。それ以来かな、モータースポーツは。
Kirillもロシア人、チームもノンワークスのロシアンチーム。
特に、クルーと英語でコミュニケーションできないんですよ!それがびっくりで!
FIAがやってる世界選手権だからみんながわからない訳がないけど、特にこのチームには英語で話しかけると「英語がわからない」って言われることが多かったです。
レース中はこの#27と#29で下位グループだったけど戦ってた…かな。
もうご存知の方がほとんどだと思うんですがボク、イロモノが大好きなんです。要するにツボだったわけです、ラーダが。
写真もなんだか妙に多くて。そんなに撮った覚えはないんだけどなぁ…

#28 Viktor Shapovalov (Russian Bears Motorsport)
この車、土曜日朝のフリープラクティスで「ボンネットが開いてしまう」という凡トラブルにより、それ以後セッションは走らず、結局それで岡山のレースからは撤退となりました。ボンネットが開いちゃってフロントガラスからたぶんAピラーまで破損してたのでダメージは結構大きかったんだと思います。だから、何気にこの#28の写真ってそれだけでレアなんです。うちにもあれだけ(※8GB分!)撮った写真の中でも数枚でしたから。
しかし、走行中にボンネットが開いちゃうのってどーなの!?しかも同じセッション中に2回だからね!!
そういう目で見ると、この下の#29もグリルがまっすぐついてない(もしくはボンネットがまっすぐ閉まってない)ように見えるし、まだまだ「出てるだけ」というレベルなのは否めないですね。
ただ、実際には何台かのプライベーターとは十分レースをしていたし、ここもこれからに期待だな。
中途半端にやって撤退はしないでほしい。実質ノースポンサーだから資金的にも厳しいんだと思うけど、続けてほしい。
こんなデザインの車が2000年以降のツーリングカー選手権、しかも世界選手権に出てるだけでなんか面白いじゃないですか(爆)
日本だったら80-90年代のレーシングカーですよ、デザイン的には。よくこれで出れてるな…と。

#29 Jaap VAN LAGEN (Russian Bears Motorsport)
このLADAのチームの中で唯一の非ロシア人。オランダ人の彼van Lagen。やっぱりこの3台の中では一番速かった。
といっても大半がチームメイトでもある#27のLADYGINとのバトル。やっぱりLADAはまだ競争するっていうよりも参加することに精いっぱいな感じが否めず。
でも、ドライバーはみんないい人たちでした。ある意味、本当の異文化コミュニケーションで。ロシアの方となんて、普段仕事してるだけじゃまず話す機会なんてないですからね。
ドライバーはワールドワイドに活動してる人が多いから、さすがに英語で話せたけどサ。
その中で日本についての話を聞いたら「ロシアを出て関空から日本に入って、そこから車でサーキット入り。帰りも同様…」とのこと。帰りも「行きたいところはたくさん有るけど、どこにも寄っていられない。すぐに国に戻らなきゃいけないから・・・。本当は秋葉原とか行ってみたいんだけど」とのことでした。せっかく日本に来るのに、東京にも寄らないで帰っちゃうんですって。そういうところもワークスとは金の使い方が違うんでしょうね。
メカニックやチームクルーなんかは結構、過酷な労働だろうし、なんだかいわそう。。。そういう風に思えてきたチームでした。
どんな仕事も楽なことなんてないね・・・(意味深!?)
次回は…サポートレースの様子や、その他の面白い写真をピックアップして載せてみようかと思います。
そろそろミニカー制作も再開させますので、そっちもお楽しみに♪
ラベル:WTCC World Touring Car Championship BMW seat Lada HONDA Proteam Stefano D'Aste Sergio Hernandez Team Engstler Franz Engstler Andrei Romanov Masaki Kano Wiechers-Sport Takayuki Aoki Matthew Marsh Borusan Otomotiv Motorsport Ibrahim Okyay Thunder Asia Racing Melvin Choo SUNRED Tom Coronel Norbert Michelisz Russian Bears Motorsport Kirill Ladygin Viktor Shapovalov Jaap van Lagen
もう、職業変えてモータースポーツ・ジャーナリストになってもやっていけそう?
レース観戦好きなのは知っていましたが、ここまでご執心とは恐れ入りました。
私なんて、まず模型好きというところからモータースポーツを見ているところがありますから、根本的にスタンスが違いますね。なんだか羨ましいですね。
ところで、写真の「現像」と書かれているのは、プリントの事ですか?てっきりフィルム撮影なのかと思いましたが、もちろんデジタルですよねえ。
御返事遅くなってホントごめんなさい!!
最近仕事忙しくて、帰って寝るだけみたいな感じになっちゃってまして・・・。
さて、転職ですか(爆)
よく言われます、ボクがもしこのモータースポーツに掛ける情熱を仕事に向けてたら…って。この前もボクと同じ職業の方でサーキットで知り合った方ともそういう話になったりしました(笑)
ホントのところはボク、異文化コミュニケーションが好きなのと、車が好きなのが合わさった結果、国際的なモータースポーツにたどり着いたと思うんですよね。ハッキリ言って国内のレースではこんなにWTCCやCART、IRLみたいに楽しめたことなんて一度もないですもん。
だって普段の生活で英語ならまだしも、今回みたいにスペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語が飛び交う機会なんてあんまり無いじゃないですか。ボクなんか英語以外はどれも殆どしゃべれませんけど(英語だってイマイチですが)、カタコトでやり取りしてるくらいのほうが面白かったりして・・・。
そんなわけでスゴく楽しめたんだと思います。
カメラはもちろんデジタルですよ!デジタルの場合って「現像する」って言う言葉、使わないんですか?こんなに写真を撮っておきながらカメラにはまだそんなに詳しくなくて・・・。与えられられたものを使いこなすなら何とかなるんですけどね!
間違い探しみたーい!
なんて思っいつつ見てしまいました。
これだけの写真を同じ位置で同じような瞬間で撮っているなんてすごいすごい☆☆
全く車に関わっていないコメントですんません。
まぁ、たくさんとった中のいいかなぁと思ったモノをupしたから、結果的には似たり寄ったりのアングルになっちゃったね。でも、こういうアングルが自分は好きなんだと思う。自分の美学というか、感性としてね。他のアングルの写真もない訳じゃなかったからさ。
サーキットってさ、安全上の問題から金網がほぼ全周にわたってあるから、写真撮るために金網が切り取られたエリアって限られるのよ。だから同じアングルが多いっていうのもあってね。
でもこれだけ撮ってても写真が極端に少ないドライバーとかいるから不思議だよ。自分はとりあえず誰かは選ばず、たくさんバシバシ撮ってたつもりなのにね!