2018年05月29日

START&FINISH!!! STARTER 1/43 FERRARI 333SP LM 1995

今回もお手軽完成シリーズの続きです。今年に入ってからどうも模型に対するアプローチの仕方が変わってきて、やたらとサクサク完成する(≒完成させてしまう)ようになりました。前回の412T1Bやこの333SPなんかはその典型ですが、クオリティの部分でかなり落ちてしまったことは否めません。でも、他に作ってきたものでは必ずしもそんなことはなかったので、個体差やその時のコンディションなのかなぁと思っています。

いずれにしてもヨンサンに対するアプローチの仕方としてこれはこれでアリかなと思っています。

****************************

さて、今回の題材はスターターのフェラーリ333SPです。この車、ダサかっこいいというか、個人的に結構ツボな車なんですよね。実はリアルタイムでこれと全く同じ仕様で作ったことがあったのでナメて掛かってたのが敗因というか・・・いずれにしても謙虚な気持ちがなさ過ぎたなと完成した今、反省しています。

20180430_143353307_iOS.jpg
まず対策が必要だったのはこのヘッドライト。発売当時作った時にはここまで黄ばみがなかったのでそのまま行きましたが、これではさすがに使えません。ということで初めてバキューム、もしくはヒートプレスをやってみようということで電熱器を買いました。素材にしたのは100均で売っているA3硬質カードケース。A3だったら結構広い面積使えるのでお得です。

20180430_142503778_iOS.jpg
最初は熱し方もよくわからなくてうまくいきませんでしたが、このレジンのライトがそもそも少し小さいこともあり(原型のつもりで入れてる!?)、最終的にはうまいこと作れたかなぁと思っています。

20180428_134859795_iOS.jpg
このキット、ロールバーがボディとつながってその隙間も開いていないのですが、それだと塗りにくいし研ぎにくいので今回もロールバーは一度切り離します。この際、ピンでも打っておくといいでしょう。

20180501_150534583_iOS.jpg
他のパーツもとりあえず組めるだけ仮組みしてみます。

20180430_154359323_iOS.jpg
リアウイングは全部ハンダで組んでいます。ハンダで止められるからプロバンスよりもスターターの方がこの部分に関しては楽ですね。

20180504_020023551_iOS.jpg
サフ吹き。

20180504_020031199_iOS.jpg
インダクションポッドの中も少し深く掘っておきます。そのままだとあまりに浅すぎるので・・・

20180504_020048593_iOS.jpg
ロールバーも一緒にボディカラーを塗れるように同時に作業しておきます。

20180504_143256778_iOS.jpg
この車の黄色、少し蛍光っぽい感じなんです。最初は普通の黄色で塗ってみたものの、なんかイメージが違うので少しグリーンと白を混ぜて調色してみました。問題がある自分の眼なのでアテにはなりませんが、自分なりにイメージに近づけてみたつもり…でした。

20180507_140534607_iOS.jpg
デカール貼り・・・ここが問題でした。
デカールの隅っこのSTARTERのロゴで割れないかどうかチェックしたときには大丈夫だったんですが、ボンネットのエリクソンのロゴがいきなりばらけてしまいました・・・こんなカギになる部分でいきなり躓きモチベーションダウンです。

ここで慌てて残りのデカールにはリキッドデカールフィルムを使うことにしました。

20180511_161001455_iOS.jpg
筆塗りでタッチアップしたもののうまくいくはずもなく・・・(隣に写ってる筋緊張性頭痛の薬は気にしないでね)
三本線のCIマークははがしてしまいました。左右非対称になってしまい、がっかり・・・

20180513_004043603_iOS.jpg
クリアを吹いてみても文字部分があまり色的にも馴染んでくれず・・・うーん。

20180513_073349753_iOS.jpg
仕方がないのでそのまま製作を続けます。クリアコート、研ぎ出しを終えロールバーを元の位置に戻します。細かい部分をマットブラックに塗っていきます。ライトレンズのパーツはキットではレジンの塊を使う前提でしたから入っていません。なので別売りジャンクパーツを使ってみました。ちょっと球が小さかったかな?

20180513_092517987_iOS.jpg
組み上げ直前。バキュームパーツもうまく馴染んでくれたのでクリア塗料で固定しています。同じようにウインドウパーツもクリアで固定します。

20180513_150840659_iOS.jpg
上下合体の図。ロールバー(黒い方)は現物合わせで作るしかないので今回は作業性がいい真鍮パイプで作りました。
インダクションポッド下のは全部黒くしてからハメましたが、他の2本は無塗装でくっつけ、ここで手塗りしました。

20180513_170904472_iOS.jpg
で、完成。ボンネット以外は決して悪くないと思うんですが、いかんせん場所が場所だったから目立っちゃうんですよね。
もうこの年代の車を作るのにもデカールはそのまま使えないとわかりました。20180513_160148059_iOS.jpg
タイヤ&ホイール、ヘッドライトなどはただ塗っただけにしては結構よくできたと思ってるんですが・・・今はまだボンネットの失敗を受け入れられずにいます。素組みじゃないのに2週間弱で作れたのは良かったんだけど、前作に引き続きクオリティがやや下がってしまったのが今後の検討課題(笑)。

ま、ヨンサンを楽しむという意味ではいい流れなのかな?少なくとも箱に入ってるよりはいいでしょう。これで今年に入って7台目の完成。1台/月ペースで作れているのは生涯初。というかすでに年間製作台数の自己ベストを越えています。なぜだろう?去年仕事でいろいろ抑圧されてたから?今年は元のように自分のペースで仕事できることが増えてきたから余裕が違うのかなぁ?

いずれにしてもこれだけのペースで作れていると、作りやすいキットがどんどんなくなって重いのばっかり残ってしまうっていう困った現象が起きています(笑)
posted by Yoshitaka at 20:08| Comment(2) | STARTER 1/43 FERRARI 333SP LM 1995 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする