2018年04月29日

START & FINISH!!!!! STARTER 1/43 SAUBER MERCEDES C291

このエントリーがサクサクモデリング月間の最後・・・の予定だったんですが、もう1個産まれてしまいまして、もう1個続きます。

今回はスターターのザウバーメルセデスC291です。カウルオープンなんてこういう機会でもないと作らないからと思って・・・

実はこれ、お手付きキットを中古で安く仕入れたものをベースにしているため、最初はこのように塗装まで済んだ状態でした。
まずは塗装落としから。

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ツールウォッシャーをポリパテが入っていた缶にドボドボ注いでいきます。こんなことしてるから3-4月のシンナー(≒ツールウォッシャー)の消費量がすごかったんだよね・・・。

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とりあえず塗装を落とし・・・

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そのまま軽く組んでみた姿。

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ボディサイドに一体成型されている水平板は研ぎ出しの時に邪魔になりそうだったので、削り落として真鍮板で置き換えます。

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そのままの勢いでサフまで吹いちゃいます。意外とスもなく、作りやすそうとこの段階で気づきました。

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軽く表面を均したらシルバーも吹いちゃいます。最近、自分はサフの代わりに塗料そのものを使っている部分があります。
やや厚塗りして、表面を均して…というのをボディカラーでやってるという。

表面の状態が問題なくなったら、この段階で一度クリアを吹いておきます。それだけでデカールのノリが変わってくるのと、デカール軟化剤によるダメージを防げるようになります(傷になっちゃったらクリア層だけ削ればOK)。

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デカールを貼ります。
…が、このキットも例外ではなく、デカールがばらばらになってしまうのが余剰デカールでわかっていたので、リキッドデカールフィルムでコーティングしてから張り付けていきます。

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わかりづらいですけど、クリアまで塗装した姿です。

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まずはボディだけデカール→クリアを行いましたが、ちょっと遅れてリアカウルもこの状態に追いつきました
(*注: このキット、どう頑張ってもリアカウルは閉まりません)

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前回のプジョー905同様にボディ全体をマスキングして、リアカウル内を黒くします。同時にコクピットパーツも黒くしておきます。
はみ出た部分はコンパウンドで消しておきます。

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リアカウル内の仮組み。サスアームとエキパイがメインであとは全部一体成型。それらしく塗り分けるだけでOK。

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並行してリアウイングも作っていきます。仮組み後、全体をシルバーで塗り、ここもシルバーで隙間を埋めちゃいます。
研ぎ出しした後で黒を塗装。デカールまですべて貼り終えたら黒い部分だけスーパーフラットコートを吹いて仕上げます。

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ここまでくればもうほとんど完成。
バキュームパーツを組み立てていきます。再度ウインドウは周囲に黒いデカールを貼ることになっていますが、これは窓自体の輪郭を黒くしているので省略。フロントウインドウはデカール後にクリアコート+研ぎ出しを行っています。

ヘッドライトは地の色がシルバーだとさすがにバキュームの黄変が目立っちゃいますね・・・ここはちょっと残念でした。

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あとはタイヤとリアウイングをつければ完成。

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とりあえず完成披露・・・の状態。

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後日、まとめて撮影しました。

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こんなの、正味10日で出来ちゃうと思わなかった。
今回のこのサクサクモデリング月間に作った中で、一番ちゃんとできてるのは案外こいつかもしれない。ライトの黄ばみ以外はそのくらいちゃんとできました。

問題はカウルをどうやって固定しておくか。43オフ会のときにアクロバティックな持って行き方をしたら「43をもっと大事にしましょう」ってご指導を受けたり(笑) でも、ルマンの会のケース、スペース的に置けないのよね。かといってデカいケースにしまうほど、外れるパーツも多くないっていう。本当は地べたにおいてこの写真みたいに飾ってやるのがいいのかな?地震の時とか心配だけどね。

さて、この後で作った作品も撮影しないと。最近、事後報告BLOGになっちゃってますが、4月までは一生懸命作ったってことで許してくださいね!!
posted by Yoshitaka at 15:05| Comment(6) | STARTER 1/43 SAUBER MERCEDES C291 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月12日

START & FINISH!!! CP Model 1/43 FONDMETAL Ford GR01

一気に作っちゃえ月間第二弾は、いつも製作に難渋するキットメーカー、CPモデルのフォンドメタルです。

このキット、もう一時は絶版になっていたんですが、Facebookから熱烈に再生産希望と書きまくって作ってもらったという思い出深いキットです。
(→だからこそ、速く作って見せたかったっていうのが最大のモチベーションでした)

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キット構成はいつもの通りでボディがレジン、シャシーがメタル。サスアームもいつも同様全部メタルでエッチングパーツはなし。ということでウイング類が全部レジン(しかもリアウイングは全部が一体成型のレジンパーツ/写真左)で出来ており、とてもじゃないけど使えません!!

なので・・・真鍮板から全部切り出して作り直します。
この真鍮板を切る作業が一番大変かもしれません。でも真鍮板で作っちゃえばハンダで組めるので強度の面では一安心です。

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ボディ自体もインダクションポッドの高さが足りないので、ここはポリパテを盛って高さを2-3mm足しました。これだけでだいぶ見た目が変わります。というか、なんでこのキットはこんなにインダクションポッドが低いままリリースされちゃったんだろう?あ、ついでに書いておくとコクピット前の三角形っぽいバルジも張りすぎてる&高さがありすぎるのでここは削ります。
そうすればコクピットからドライバーが前を見られるようになるかなと・・・

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それらを組み合わせてこんな感じ。フォルムはだいぶ良くなりました。あとは埋まってしまったカウルの分割ラインをケガキます。削る部分はポリパテだし、直線的なラインばっかりなので比較的簡単だと思います。ちょうどここが塗り分けラインとも被るのでしっかりまじめに彫ります。

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サスアームは今回、メタルパーツを(これでも)かなり薄くしてそのまま使っています。ブレーキダクトだけは目立つので穴を深くしています。

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繰り分けてこんな感じ。

(*なんか気に入らなかったので一度ここでシンナー風呂に入れてます*)

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で、塗り直し。何が変わったかわからない?
今度は最初に吹く色を赤にしてみました。シルバーが最初だとどうしても全体的に塗膜が厚くなってしまったので。デカールを貼る前にクリアコート&塗膜の段差を消すための研ぎ出しをしています。

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で、デカール貼り。CPモデルのいいところはかなりまともなデカールがついてくるところ。耐クリア性能もかなりいいです。
版スレがなければなおいいんですけどね。個体差で結構そういうのもあります。

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クリアコート。中研ぎを何回もいれながらデカールの境目、塗装の境目を中心に削っては吹き、削っては吹きを繰り返します。

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ボディもそのままだとサイドポンツーンから後ろが丸見えになってしまって変なので、ジャンクパーツからメッシュを使ってラジエターっぽく仕上げてみました。実際、こんなところをいじっても見えないけど、見えないようにするのが目的だからこれでいいのです!

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アンダートレイ。メタルで出来てますが、原型自体はおそらくタメオかメリのパクリだろうと思います。これまで他に大半のキットがそうですので・・・(^^; エンジンブロックが何にも再現されておらず、ここもそのままだとすっからかんでおかしいので、プラ板で箱型のものをそれらしく最低限に作ってみました。
シートベルトはBBRのジャンクキットからテキトーに。うちのシートベルトの在庫はもうありません。次にシートベルトが入っていないキットが出てきたらどうしよう?

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組み上げ。仮組みをしっかりやったおかげで意外とソツなく組めました。

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写真はステアリングロッドとプッシュロッドを塗って取り付けるところです。

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・・・で、完成。

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この時代のF1らしく、車高はべたべたに低くしてみました。ホイールメーカーが母体となったチームなのに、付属のホイール(メタル製)は丸くなく使えないのでタメオのスペアパーツからフォンドメタルホイールを選んで作っています。

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リアウイングもちょっと前後幅が足りなかったかな?と思う部分はありつつも、フルスクラッチ状態だと思えばまぁよくやったかなと。いかにも板で作りました感が満載の仕上がりになっちゃったけど、当時のF1なんてそんな感じだったから自分は満足しているのです。


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実はこのキット(といいうかCP全般)、購入時にはボディが左右に大きくゆがんでいました。自分はドライヤーの熱を強力に浴びささせてゆがみを解消しています。こーゆーのは少し離れたところから見ないと気づけませんね。


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GR01は1992年の前半戦のみを戦ったマシン(*91年も外観は同型だけど、GR01と呼ぶのは92年仕様のみ)。シーズン後半を戦ったGR02はリンランドが指揮して作ったマシンなのでブラバムBT60の延長系。このマシンとは全然違うシルエットです。


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今じゃ考えられないローノーズ。そしてこんなに細いモノコックからフロントノーズ。ミラーもこの時代を意識して超小さめで作ってみています。
ちなみにドライバーはタルキーニで作っています。WTCRでサイン貰いたいけど破損リスク考えるとどうしようかなぁ!?

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CPのキットって本当にもったいないんですよね。アイテムとしてはいいところを突いてくるし、デカールの質はいい(だから苦労してカスタムすればかなり良くなる)。メーカー完成品がダメ過ぎて悪いイメージが先行しちゃったのも良くなかったと思うし、その完成品ありきだから、フロントもリアもウイングがレジンの一体成型なんだと思う。

あの組みづらさと制度の悪さが印象を悪くしてしまってるけど、ボディのフォルム自体は悪いのばっかりじゃない。リアルARC2なんかはフォルムに関しては文句なかったし、おそらくオゼッラはフォルムだけなら問題ないんじゃないかなぁ?問題は丸くないホイールと一体成型にし過ぎたウイング類です。ここをフルスクラッチするつもりじゃないと、作るのは大変なキットです。

でも、世界的にこのキットを完成させた人はまだ少ないようで、画像検索掛けても全然出てきません(笑)
そういったレアな車を作るのが1/43模型の醍醐味ですね!!

CPモデル、これからも応援していきます。


*いろいろ縁あってCPさんと直接コンタクトが取れるので、自分と直接知り合いの方で、ここのキットが欲しいとかいうドMな人がいらしたら連絡ください。今再生産してると連絡貰ってるキットがあったら仲介します。


posted by Yoshitaka at 16:32| Comment(4) | CP Model 1/43 FONDMETAL Ford GR01 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月08日

Japan Classic Automobile 2018

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***おまけ(たまたま通りかかったアヴェンタドール)
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posted by Yoshitaka at 17:16| Comment(0) | weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする