じゃーん、完成!
自分の意識としては結構長々作ってた感が強いけど、調べてみたら作り出しが3月中旬。なので実質2ヶ月弱で完成ってことみたいで。
元々はエルさんからの頂き物キットでした。ボディに目立った気泡もエラーもなにもなく、すごく作りやすそうだなぁと思ってたところに、静岡ホビーショーでルマンの会としてのミニテーマがポルシェとなったために「作ってみますか」と思った次第でした。
実車は1996年モデルのGT1ですが、この車が出たのは1997年のデイトナ24時間。年式的に型落ちに見えちゃうけど、デイトナ24hは1月開催なので実質的に当時の最新マシンだったはずです。ルマンと同じ24時間レースなのでヘッドライトの他にライトが追加されているほか、厄介な場所にカナードが足されています。
このグラフィック塗装はデカールで再現されています。
デカールもすごくきれいな状態で保存されていたようでしたが、やっぱり割れるのでリキッドデカールフィルムを薄塗りしています。それでも割れたところはタッチアップしたんですが、色がだいぶ違っちゃったようで、結構目立っちゃう部分もあります・・・そこは残念。
ヘッドライトはキット付属のレンズをそのまま使いましたが、結構でかい補助灯はパーツは入っておらず。ジャンクパーツを使って再現しましたが、見えませんね(^^;
この車の地味な特徴としてサイドミラーの位置が左右で違うことがあげられるかと思います。角度も違うので模型的に美しくなく思われちゃうかもしれませんけど、実車がそうなのでしょうがない(^^)
スモールランプとウインカーはクリアレジンでパーツ化されてます。でも、フロントをクリアレジンで作るならリアも作って欲しかったなぁって言うのが正直な感想。デカールで再現するにはちょっと無理があるサイズ。。。
そしてこのカナード。これもパーツ化されてないんです・・・なので0.25mmの洋白板をハサミでカット・・・したら、すごくちょうどいいカーブが出てしまいまして、それを型紙に反対側のも作りました!そういうことってたまにありますね。目分量、スバラシイ。
こっち側から見るとサイドミラーがちょっと垂れて見えちゃうのが不思議。
一応、メタルプライマーだけ吹いてありますが、ホイールは珍しく無塗装のまま仕上げました。
これだけデカいリアウィングを持つ車なのに、何にもスポンサーロゴが入ってないのがホント不思議。
あぁ、この写真でタッチアップ失敗ポイントが複数わかっちゃいますねぇ・・・
テールライトの脇にある3本スリットはデカールでも再現されてますが、そもそもモールドされてるので不要でした。
でも、それに気づくのが遅すぎた・・・デカールがしっかり食いついちゃってたので特に右側が汚くなっちゃいました。
このキット唯一にして最大のネガがホイールです。ホイールセンターの径とリム側の径が合ってないので、実はスカスカになっちゃうんです。この車の場合、スポーク部分が黒いのであまりバレずに済んでます。だからあえてブレーキローターも明るい色で塗ってません。
こういう風にどこを目立たせ、どこを隠すかと言ったところも43の醍醐味かもしれませんね。全部を再現できるスケールじゃないし、仮に再現したとしても全体のバランスが難しい。
バキュームはライト4灯分とサイドウィンドウは現物合わせしなくても、ガイドの線通りに切ればぴったりです。ただフロントウィンドウに関しては合い過ぎ(?)なのか線通り切ってから微調整してなんとか窓の断面だけでくっついてるような感じで。ワタナベさんには「それが理想」と言われ、「確かに実車はそうだなぁ」と思いつつも、強度の点からはやや心配です。しかもその上にハチマキデカール(EXONのロゴだけ)が乗るから窓が外れちゃうと一気に汚くなっちゃいそう・・・それが不安の種です。
ボンネットピンもエッチングで入っていたので付けてみました。スリット類はどこも抜かずにすべてブラックアウトさせただけ。それでも十分な立体感は得られてるんじゃないかと思います。
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さて、2ヶ月弱で今年初めての完成にこぎつけました。そして今週末は静岡ホビーショーです。さっそくこの車も展示されます。
ボクも土曜日だけですがルマンの会ブースにいます。「Yoshitaka」の名札を下げてますので、見かけたら声をかけてやってください。すごく喜ぶと思います(^o^)